724 : 天空の城ベツレヘム 1/2[sage] - 2011/03/04 21:17:13.50 HSrVteX/0 1/2
上条の右腕がもぎ取られた。
フィアンマは口元に笑みを浮かべる。
フィアンマ「次は耳だ」
自らの右腕を構えて。
上条「ベツレヘムの星だって……まさにふざけた幻想だ」
フィ「……」
上「教えてやるよ、三下。
どんなにでかい要塞を飛ばしても、
可哀想なインデックスを操っても、
地から離れては人間は生きられないんだよ!」
フィ「俺様は滅びぬ。何度でも蘇るさ」
フィ「跪け。命乞いをしろ。小僧から羊皮紙を取り戻せ!」
第三の腕を構えたフィアンマが、上条の心臓を狙った。
そこへ――
「待てェ―――ッ!!」
現れたのは、一人の少年。
一「そいつを撃ってみろ。羊皮紙は戻らねェぞ」
上「一方通行! 来るな! こいつはどうせ俺たちを[ピーーー]気だ!」
フィ「……小僧、上条の命と引き換えだ。羊皮紙のありかを言え。
それとも、その黒翼で俺様と勝負するか?」
一「……三下と2人っきりで話がしてェ」
上「一方通行……!」
フィアンマは、第三の腕の構えを解き、1歩後ろに下がる。
フィ「3分間待ってやる」
725 : 天空の城ベツレヘム 2/2[] - 2011/03/04 21:17:51.64 HSrVteX/0 2/2
上条と一歩通行は、寄り添って何かを話していた。
何をたくらんでいようとフィアンマには関係ない。
彼にはベツレヘムの星がある。
大天使もいる。
滅びる要素など何もない。
フィ「時間だ。答えを聞こう」
3分。宣告した時間通りに、彼は2人へと声をかけた。
2人は、ゆっくりと向き直る。
手を取り合って。
そして……
「「
愉 げ ぶ !!!!
」」
フィ「あ~がぁ~!! 目がぁ~目がぁ~!!」