817 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga] - 2011/04/10 22:53:55.17 TuxoUNrAO 1/7浜面に某主人公が乗り移ったようです。
4レス
キャラ崩壊ちょいクロス
浜面「お」
今日は珍しく俺が所属するアイテムという組織の収集もなく、暇をもて余し、行く当てもなくぶらぶらと散歩をしていたら、そこで見慣れた背中を見つけた。
絹旗最愛。
同じくアイテムに籍を置くおちびちゃん。
こんな小さい体躯ではあるが、自動車位なら軽々と持ち上げる程の怪力を持つ――わけではなく、窒素装甲という能力を使用できるレベル4の大能力者である。
どうやら絹旗は俺の存在に気が付いておらず、最近の春らしい陽気にほっこりとした表情を浮かべ、どこか軽快な足取りで大手を振っている。きっとこの時間にこの場所に居るということは映画館にでも行くのだろう。
そう言えば昨日誘われた気もする。
浜面「…………」
さぁ、どうしよう。
俺たちは暗部組織アイテムに所属する、云わば裏の世界の住人だ。
そこに馴れ合いは必要ないし、存在しない。
友情など皆無だし、まして恋愛感情なんてあり得ない。
つうかどこぞの第一位と違い、こんなお子様が恋愛対象になるほど、俺は落ちぶれちゃあいない。
アウトローな俺たちはビジネスライクな関係こそ好ましいのだ。
それにぶっちゃけ俺アイツのこと嫌いなんだよなぁ。
何かあれば直ぐに殴ってくるし、年上の俺を舐めきっている。
だからこうやって偶然街で会ったとしても気軽に声をかける気にはならない。
これでも俺はスキルアウトを束ねていた元リーダーだ。軽い人間ではない。
………………まぁ。
まぁまぁまぁまぁまぁまぁ。
元リーダーだからこそ、軽い人間ではないからこそ無視をしてしまうのはどうだろう?
ここはこちらから声をかけてやるのが年上としての優しさじゃないのか。
全くこれっぽっちも気にかけている訳ではないが、だからこそ、だ。
だからこそ寛容な心で話かけてやるべきではないだろうか。
ニュアンスとしては「え?お前いたの?」位の上から目線で。
浜面「よし」
俺は気合いを入れて目標を確認すると、脇目もふらずに全力で駆ける。両手を大きく振り、足も上げての全力疾走で絹旗へと迫る。
もちろん紳士である俺は足音を消すことは忘れない。
楽勝だ、大能力者。
浜面「きぃーぬーはぁたぁぁああああ!」
絹旗「きゃぁぁぁあああああ!」
そしてそのまま絹旗の背中に飛び掛かり、窒素越しではあるが身体中に口付けをする。
浜面「あぁもう!可愛いなぁ!頬擦りさせろ、キスさせろ、揉ませろぉぉお!」
絹旗「きゃぁぁぁあああああ!」
浜面「こら!暴れるな!服が脱がせにくいだろうが!」
絹旗「超ちっそパンチ!」
浜面「痛え!何しやがるんだ!」
いきなり殴りかかってきた絹旗。
絹旗「ふしゅー」
浜面「待て、落ち着け!俺だから!」
絹旗「ふしゅー…ん、ああ。超バカ面じゃないですか」
浜面「人を悪意のある呼び名で呼ぶな。俺の名前は浜面だ」
絹旗「失礼、超噛みました」
浜面「……違う、わざとだ」
絹旗「かみまみた」
浜面「わざとじゃない!?」
絹旗「死ね」
浜面「脈略がねえ!」
知り合いの少女に後ろから抱きついて頬擦りをかました後、死ねと言われて少し興奮している男の姿がそこにあった。
ていうか、俺だった。
おわれ
822 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga] - 2011/04/10 22:58:45.91 TuxoUNrAO 6/7以上です
掛け合いなんて出来ないよ…
823 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[] - 2011/04/10 22:59:48.94 74wz32s1o 7/7クロスものはそれも明記してくれると嬉しいなって
まぁ化物語の阿良々木さんと八九寺だって分かるけどさ
投下乙