新約四章から不気味な電波を受信
未読の人は気を付けて
仲良しの浜面と一方通行のネタだよー
2レスだよー
「……巻き込んだ俺が言うのも何だけど、あの子は良かったのか」
「どのガキの事を言っている」
「ええと……歳は10歳くらいで、髪は茶髪のショートヘアで、全体的に能天気っつーかぶっちゃけ馬鹿っぽそうゴキュフワ!?」
浜面が突然変な音を出したのは、一方通行が彼の鼻を摘んで軽くひねったからだ。
「……そのガキなら心配はいらねェ。あそこにゃ俺の連れがもォ一人いたからな」
「お、親御さん……? 今運転中だって事には気づいてますかね?」
一方通行は舌打ちして指を離しながら、
「トンネル、か……あ……?」
離した指に、何かが一緒にくっついて来た。
鼻だ。
「は!?」
「あ!? なンだこりゃ!? 鼻!? なンで俺の指に鼻……」
一方通行は思わず運転席の男の顔を見る。
彼は右手でハンドルを操りながら、左手で顔の中心を隠していた。
「み、見るな!! それは何でもない! 俺は何でもないんだ!」
「何でもねェって事はねェだろ! オマエ鼻取れたぞ!」
「取れてねえ! 俺の鼻は正常だ!!」
「じゃァ今俺の指に挟まってンのは何だ!」
「そ、それは……クッキーだよ!!」
「クッキー!?」
「突然腹が減った時のために鼻に引っかけておいたんだ! 食うか?」
「いらねェよ!」
「そ、その、ぱ、駆動鎧だけど、第一位の能力があれば、ちゃちゃっと解決できるもんじゃねえのかよ」
「その気になりゃあ戦闘機と追いかけっこできるがな、俺にもできる事とできねェ事があンだよ」
「俺の鼻の辺りをじっと見ながらそういう事を言うな。とにかく、今はその能力は当てにならねえって事だな!?」
「トンネルは条件が悪いっつってるだけだ。あとコレどォすれば……」
「同じ事だろ」
浜面はタイヤを半ば空転させるような恰好で広いバイパスへ合流し、
「こいつ(2ドア)で仕掛けるしかねえって事はな!!」
「俺の手の中には2ホールの空いた物体が」
おわり