970 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/04/14 01:46:30.97 DWIlW0yDO 1/8それじゃ、6レスくらいもらいますね
戯言と超電磁砲のクロスをば
「佐天……さん? 何よ……それ……は?」
どこまでも朱い空間の中、御坂美琴は立っていた。
「それ?」
何を言っているのか、まるで分からない。
そういった表情の少女。
しかし、美琴は彼女を見てはいない。
彼女の足元に転がる、ボールのようなそれから。
目を離す事が、出来なかった。
「佐天さん、答えて」
俯いたままで、美琴は呟いた。
目の前の少女に聞こえなくてもよかった。
ただ、何かをしていないと崩れそうだった。
「佐天? はて、誰の事ですかね?」
目の前の少女はケタケタと笑い出す。
「……いいから、答えなさいよ!」
憤りから、美琴の言葉に力がこもった。
「うるさいですね……。まあ、いいですよ」
これの事ですよね。
甚だ迷惑そうな声色で、そう言って、目の前まで蹴り飛ばされたそれは。
「…………」
分かりきっていた事。
否定したかった事。
けれど。
朱く彩られた花が舞う。
「初春さんを……!どうして……!?」
「どうでもいいでしょう。これから死に逝く貴女に関係あります?」
けんもほろろに言い放つ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
笑い声が響く。
「随分簡単に言ってくれるわね?」
美琴は目を閉じた。
「学園都市、第三位『超電磁砲』<レールガン>に勝てるとでも思ってるわけ?」
「初春さんの仇、討たせてもらうわよ!」
御坂美琴は、構える。
かつての友人に向かって。
指先にコインを掴んで。
それを。
「名乗られたなら、こちらも名乗りませんとね」
まるで、なんとも思っていないように彼女は笑う。
「零崎唳織、学園都市風に決めるなら『有耶無耶』とでも言いますかね」
零崎唳織は笑う。
「さあ、零崎を初めましょう」
以上で終り
思いつきだから、粗が目立つなあ
そのうちスレ立てて書きたい、うん