930 : 絶対性癖進化[] - 2011/05/02 10:44:00.25 Jh6jV4LDO 1/5


第一話


――とある研究所

一方通行「……もう一回言ってくれェ」

天井「……「絶対能力進化」、一方通行をレベル6にするための実験だ」

一方通行「そこじゃねェ」フルフル

天井「……」

一方通行「おい」

天井「……実験内容は第三位のクローンに二万通りの方法で虐められること、だ」

一方通行「……」

天井「正直、断られても仕方ないと思っている」

一方通行「……あひゃ」

天井「ん……?」

一方通行「ひゃっはァァ! 最高じゃねェかァ?!」

天井「」

一方通行「第三位って中学生の美少女だよなァ……」ハァハァ

天井「……い、いいのか?」

一方通行「……はァ?」ギロリ

天井「な、なんだ」

一方通行「当たり前だろォ……美少女中学生に虐められるとかァ? それなンてご褒美ですかァ?」

一方通行「今から興奮してきたぜェ……うっ」

天井「おい、おい? 一方通行?!」

一方通行「……ふぅ、なンですか天井さン」

天井「」

一方通行「実験は明後日からですよねェ? 僕いろいろ準備しなきゃなンで、今日は帰りますねェ」

天井「」

一方通行「ンじゃあ」

キィィ

バタン

天井「」



元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/
931 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2011/05/02 10:46:19.26 Jh6jV4LDO 2/5


第二話

――とある実験場

御坂妹「実験開始時刻になりました、とミサカは宣言します」

御坂妹「このミサカが使うのは、これとなりますとミサカはSM用の鞭を取りだしました」

御坂妹「前回のミサカが洗濯バサミだったため、今回は基本に戻ってみたことをミサカは説明してみます」

一方通行「」ハァハァハァ

一方通行(あれで叩かれるのかなァ……?// あの無表情で俺を見下しながら、言葉責めとかされちまうのかなァ……「ミサカは辛抱のない一方通行に溜息をつきます」とか言われて叩かれちまうのかなァ///)

御坂妹「あ、聞いてねーなこいつ」

御坂妹「ふぅ、仕方ありませんね。一方通行! とミサカはトリップしている一方通行を呼び掛けます」

一方通行「ふ、ふぁい!///」

御坂妹「まだ四つん這いでなくていいので、一度立ち上がってくれませんか? とミサカは軽蔑しきった目で命令します」

一方通行「ン……」オズ

御坂妹「返事はそれでいいんでしたっけ? とミサカは覚えの悪い第一位を」

一方通行「はいィ! ご主人さまァ!」ビシィッ

御坂妹「……主人の言葉を遮りましたね……? お仕置きですよ、一方通行とミサカは鞭を振り上げます」

―――「そこまでだ!」


御坂妹「へ?」

一方通行「あァ?」


初期段階で計画されていた(実際はある研究員の反対、また現実には難しい案としてすぐに廃止されたが)《二万人のクローンを殺す》という実験内容を偶然目にした上条当麻。彼は御坂美琴に発見される前にと、もちまえの人脈を使って実験場を調べあげ、ここに駆けつけてきたのである。
彼の目に映ったのは、目付きの悪い男が御坂そっくりの少女の前に立つ姿であった。

上条「(省略)――歯を食いしばれ最強! 俺の最弱はちっとばかし響くぞ!」

そげぶ!

一方通行「」グフェッ


バタン


上条「……はぁっ、実験開始には間に合ったみたいだな」フゥ

御坂妹「いえ、えぇっと……なにをあなたは仰っているのですか? とミサカは突然実験を中断させたあなたを茫然と見つめます」

上条「なにって、あんな実験やっていいわけがないだろ!」

御坂妹「……まぁわからなくもありませんが、それだったらミサカを殴るのが正しいのでは? とミサカは尋ねてみます」

上条「……え?」

御坂妹「ただ単に一方通行が気持ち悪くて殴ったにしてもやりすぎではないかと、ミサカは未だに立ち上がらない一方通行を見ながら……あ気絶してね?」

上条「……え? だって一方通行が二万人のクローンを殺すんじゃないの?」エ?

御坂妹「それは初期段階で廃止されたはずですが、とミサカは答えます」

上条「」

御坂妹「ちなみに現在行われていた実験は、かくかくしかじかであることをミサカは説明しました」

上条「」


上条「ふ、不幸だあああああ!」


御坂妹「いやお前がいうなよ、とミサカは一方通行と見比べながらツッコミます」ビシッ

932 : 絶対性癖進化[] - 2011/05/02 10:47:11.10 Jh6jV4LDO 3/5


第三話

一方通行「」ポー

天井「どうしたんだ一方通行」

一方通行「いや、先日すげェことがおこってよォ」

天井「それは実験が10032号以降中断していることと関係あるのか?」

一方通行「ン……俺ってよォ、実験のときは意図的にクローンに向けて反射切ってるだろォ」

天井「そうしないと実験にならないからな」

一方通行「けどよォ、俺の反射関係なく殴ってきた奴がいたンだよ」

天井「……? 気のせいじゃないのか」

一方通行「いや、俺は反射してた……それを消す感じでよォ」エット

天井「それが実験の中断にどう関係するんだ?」

一方通行「殴られたとき、電撃が走ったンだ」キリッ

天井「」

一方通行「あの拳でもう一度殴られたら……っ」ゾクゾクゥ

一方通行「そう考えると実験に手もつかねェ」ウン

ガラッ

御坂妹「話は聞きました、とミサカは神出鬼没に現れます」

一方通行「クローン!」

御坂妹「ミサカたちよりもあのウニ頭のパンチが良かったのかと悔しさで身が捩れそうですが、話し合った結果、あのウニ頭に殴り方を教わりにいくことになりました」

一方通行「……クローン」ジーン

一方通行「けど……俺が直接会いに行くのは駄目なのかァ?」

御坂妹「あのウニ頭は一方通行に罪悪感を抱いています、当たり前ですが。なので直接会っても殴ってはもらえないでしょうとミサカは推測をたてます」

御坂妹「まぁあのまま一方通行から逃げるという最低な行為をとった男なので、案外殴るかもしれませんがとミサカはチッと舌打ちします」チッ


一方通行「……」

一方通行「わかったァ、俺もできるなら美少女に殴られてェしな。けどあいつのパンチは俺に革命を起こしたヒーローみてェなもンだ……から、いつかは会いに行きてェが」

一方通行「今回は任せた」


御坂妹「はい、任せてくださいと、ミサカは無い胸を張ります」ドンッ



933 : 絶対性癖進化[] - 2011/05/02 10:47:45.15 Jh6jV4LDO 4/5


第四話

御坂妹「……」

上条「……」

御坂妹「あの、とミサカは目をそらしているあなたに声をかけてみます」

上条「」ビクゥッ

上条「あのときはす、すみませんでしたぁ!」ドゲザー

御坂妹「え、おいやめろとミサカは周りの目を気にします……いや本当にやめろ」

上条「」

御坂妹「え、まじで顔をあげてくださいとミサカは頼みます」

上条「お、おぅ……ってえ?」

上条(パンツが丸見えだと……)

御坂妹「?」


―――――――――――


御坂妹「まぁかくかくしかじかで、ミサカにパンチを教えて欲しいわけです」ジー

上条「……ってもなぁ、俺の場合は幻想殺しっていう右手のおかげだと思うわけですよ」

御坂妹「しかしそれでも何かしらはあるはずですとミサカは……」ジー

上条「……これ、欲しいのか?」

御坂妹「えっ」

上条「おーい、おっちゃんこれいくら?」

<***エンダヨ

上条「ん」ハイ

<マイドー

上条「御坂妹」ハイ

御坂妹「よいのですか? とミサカはおずおずと受けとります」

上条「あぁ、やるよ」

御坂妹「……ありがとうございますとミサカは素直にお礼を伝えます」オジギ


――――――――――
―――

御坂妹「というわけです」

一方通行「普通にラブコメしてンなよ」



934 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] - 2011/05/02 10:49:08.30 Jh6jV4LDO 5/5

お目汚し失礼しました
あとキャラ崩壊注意、って書くの忘れた