950 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga] - 2011/05/02 19:53:03.66 yFY4k9PAO 1/2

 あの頃の俺は、全てを跳ね返す『力』を張り巡らしていた--そンな小さな世界が、全てだと思っていた。

『コレが全て、どォこンなもンだろォ』

 その言葉も、今となっては嘘だ。

 そンな俺に、利益欲しさの科学者共が寄ってきた。

『「最強」の先へ行きたいとは思わないか? きっと全てが思い通りになるぞ?』

 その言葉に捕らわれた俺は、まンまと口車に乗せられ、とうとう人を殺した。
たとえクローンであったとしても、人間には違いないソレを。
心の中で、自らに言い訳をして。

(憎くて殺したンじゃねェ。今のままの俺じゃァ、『最強』の先になンざ行けねェンだ)

 だが、借り物の『力』じゃ行ける筈もなく、俺は『闇』へと堕ちていった。

 ある日、わずかに見えた光。
その光が、守りたいものが、これ以上遠ざからないように。

「今度こそ手にする。つまンねェ贖罪(しがらみ)なンざ脱ぎ捨て、俺の持てる全てで--あの『闇』を、掻き消しながら!」

 --そして俺は、空へと飛び立った。

951 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[saga] - 2011/05/02 19:59:21.57 yFY4k9PAO 2/2

あとがき

これはピンクスパイダーのオマージュです。
なんか一方さんに合う歌詞だなーって。
ちなみに前半が超電磁砲6巻、あの日~以降は原作22巻の天使化辺り。
てかラジオで曲かかるときに今日がhideの命日だって言ってて「もう随分経ったなあ」と思った。

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/