806 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/05/19 01:23:03.91 1jk6we2N0 1/53スレ程おかりします。愚にも付かない小ネタです。
※関連
パパはなンだかわかってない。
http://toaruss.blog.jp/archives/1030485164.html
○月×日
麦のんおススメの下着を購入。
『お前は雌豹だ!雌豹になるのだ!!』シリーズの夏の新作。
前も後ろもOバックという下着という概念に鮮やかな反逆を翻した一品。
これであの人を誘惑してみせる!!ってミサカはミサカは脱・娘を計ってみる!!
これで辛抱堪らなくなったあの人はミサカの前で白い狼さんになって、そして…デュフフフフフフ……
14歳の母だなんてミサカ困っちゃう!
■月◎日
お昼、あの人が電話してた。
「娘がおかしな下着を着るようになったンです…ええ…血が繋がってないなりに頑張って父親になろうと…」
『そりゃあお父さん。しっかりしなくちゃだめだよ?娘さん、きっとお父さんに受け止めてもらえるか確かめたいんだからさ』
おもいっきりテレビに相談してた。
△月◇日
あの人への想いを綴ったラブレターをそっとあの人の机にしのばせておいた。
番外個体のように積極的アプローチに出ても反射された時のダメージがパネェ。
この前チューブトップの、それも突起が浮かび上がってたりヘソも尻も半分見せますといった、ビッチファッションで迫った番外個体に、あの人が手編みの腹巻を優しく巻いてあげた凄惨な事件は記憶に新しい。
ってミサカはミサカはこの世の全てに絶望しきった恋敵の顔を思い浮かべて笑いが込み上げるのをこらえつつ手紙を書き上げる。
あえて手紙という趣深い格式に従うことでミサカの事を意識すればいいって、ミサカはミサカは20枚にも及ぶ超大作の出来に満足してみる!!
※月▼日
学校から帰る。お姉さまの中学に通ってるけど、レベル3.5ってところの今のミサカにはちょっとしんどい。
というか百合率高過ぎ。ミサカ基本非生産的な愛には賛同しかねる。
机を見ると、何とあの人からの手紙が!!
『比喩がクドイです。似たような形容詞を重ねると、本来の主旨をぼかしてしまう恐れがあるので程ほどに。
文章はもっと端的に。結論がはっきりとせずに全体的に纏まりを欠きます。
言葉はもっとシンプルに遣いましょう』
添削されて戻ってきた。
☆月◎日
黒髪巨乳委員長キャラっぽいお姉さんを連れてきて一言。
「今日からお前達のお母さンだ」
番外個体と共にありったけの罵声を浴びせて家出。
д月●日
色々考えた挙句にお姉さまの下へ。
話を聞くに、ヒーローさんの紹介で知り合った巨乳(shit!)デコ委員長を引っ掛けやがったらしい。
ヒーローさんへの制裁をMNWで審議しつつ今後の方針を練る。
途中ヒーローさんへのアプローチを未だに続けるお姉さまが会議に参加し始めた。
何度倒されても立ち上がるお姉さまの姿はあたかもジョーのように勇気をミサカにくれるって、
ミサカはミサカは本当は出来れば燃え尽きて真っ白な灰になるよりも勝者になりたいなという本音を隠しておく。
◎月△日
あの人が迎えに来た。
「イキナリ母親なンて言われても困っちまうよな。お前達の気持ちも考えてやれねェで…ホント駄目なオヤジだな俺ァ…」
家出の理由に一ミクロンたりとも気付いてないことに落胆。
でもあんまりあの人がシュンとしてるので、何だかかわいそうになってきた。
仕方が無いから、帰ってあげようかと思って番外個体を見ると、どうやら同じことを考えてたみたい。
まったく、お互い素直じゃないねってミサカはミサカは盛大に自分の事を棚上げしてみる。
夕食はあの人特製のオムライス。付け合せのオニオンスープは初めてだったけどとても美味しかったよと言うと、照れながら
「フン…あのガキも役に立つじゃねェか…」
と呟いた。あのガキ?誰かに教えてもらったの?
番外個体と一緒に問い詰めると悪びれもせずにあっさり吐く。
お姉さまのお友達に教えてもらった料理らしい。ミサカ達が家出している間に家に上げて……
その夜、再び番外個体と一緒に家出をした。
810 : パパはなンだかわかってない。~打ち止め日記~[saga] - 2011/05/19 01:38:40.33 1jk6we2N0 5/5以上で投下終了。途中書いてた文章が消えて、時間が開いてしまいすみませんでした。
それでは。 ノシ