禁書目録の逃亡理由
これは原作1巻の再構成です。
丁度、上条さんと神裂さんがご対面するところ。
神裂「魔法名を名乗る前に、彼女を保護したいのですが?」
上条「……嫌だ、と言ったら?」
神裂「仕方がありません。名乗ってから彼女を保護するまで」
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上条「」ボロボロ
神裂「……いい加減、諦めてくれませんか?」
上条「いやだね……それに、お前俺を殺す気ないだろ?」
神裂「……」
上条「あんたほどの力があれば、俺なんか一瞬で殺せるはずだ。だが、あんたはそれをしない」
神裂「……」
上条「あんたは、人を殺すのをためらってくれる"常識ある人間"なんだろ?」
神裂「はい。無闇な殺生は好みません」
上条「……だったら、教えてくれ。なんでインデックスを追いかけ回すんだ!?」
神裂「……」
上条「あんな小さい子を、1ヶ月も追い掛け回すなんてっ!! 何でだ!?」
神裂「……貴方には、彼女がどんな子に見えますか?」
上条「……大食い、ぺちゃぱい、外人」
神裂「……そう、大食いな女の子です」
上条「そ、それがどうしたんだよ?」
神裂「彼女は……」
上条「」ゴクリ
神裂「……彼女は、一年に一日、断食をしないといけない体なのです」
上条「」
神裂「インデックスは、三日後にある断食が嫌で私達から逃げているんです」
上条「……」
神裂「私だって、こんなことしたくないですよ!!」
神裂「あの子の空腹に苦しむ姿を見るのは辛い……でも……断食をしないと彼女は死んでしまうんです!!」
上条「……なんで、断食をしないと死んでしまうんだ?」
神裂「うっせぇぇぇよぉぉ!! 童貞がぁぁぁぁぁああ!!」
上条「…………えっ!?(なんで童貞って知ってるんだ!?)」
神裂「……どうでしょう。彼女を渡してくれませんでしょうか?」
上条「どうぞ」
また機会があれば載せる。
首輪じゃなくて腹巻を幻想殺しで壊す感じ。