734 : しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk[sage] - 2011/06/27 21:06:18.52 W//kT8yDO 1/8なんかムラムラ来たので書きました。
座標通行ですがだいぶゲスセラレータかも。
ちょい鬱エロいので注意。
6レス戴きます。
「……………ん…っ…」
「………」
……いつまで続けられるのだろう。
この、彼との時間を。
「……は…ぅ…っ……!」
私は今、彼と繋がっている。
彼を感じようと…必死で腰を動かしている。
淫らに、いやらしく彼に跨がる。
自分の中をぐちゃぐちゃに掻き交ぜる行為に浸って。
その快楽に身を任せて。
私は…ただ堕ちていく。
「………もう、時間がねェな」
でも。
「…………っ…!」
彼は、容赦無く現実に引き戻す言葉を放つ。
「………そろそろいけよ、ダラダラやってらンねェからな」
乱暴に身体を浮かせ、無理矢理に主導権を奪われる。
「ひ…ぁっ!? …激し…あ……っ!!」
現実に引き戻したと思ったら……更に深く堕とす。
熱く。
激しく。
熔けてしまうように。
「…い…ッッ…く…ぅ…!!」
「…っ…!」
脈打つような快楽は、彼のモノを膣に感じると同時に頂点に達し…私は果てる。
「…ハァ…ハァ……、避妊くらいして貰いたいんだけど?」
荒くなった息遣いで彼に悪態をつく。
…悪い癖だ。
私の言葉はいつも刺々しい。
本心では笑いたいのに……どうしてもそれが出来ない。
「……チッ、オマエの能力ならナカの物飛ばす事くれェ出来ンだろ」
だから、彼も優しくないのだろうか?
彼の怠そうにした紅い眼を見つめても…答えは返って来ない。
彼はゆっくりとした動作で立ち上がり、先程脱ぎ捨てた服を着はじめる。
街は既に夜の帳が落ちている。
…彼との時間が終わる。
…二人だけしか居ない密室。
彼と、私だけの場所。
今の私が縋る居場所。
酷く冷たいのに、…熱い。
矛盾している歪つな部屋。
「……………帰るの?」
「……あァ」
短く…素っ気ない返事。
いつもそうだ。
彼は……自分を見てくれない。
…当然よ。
彼と私は別に恋人でもなんでもない。
…そうなろうとした事も無い。
ただ、互いに乾いた時にここに来るだけの…爛れた関係だ。
でも、私は構わなかった。
……違う、構わないと思っていた。
「…………帰らないで」
ふと、零れる言葉。
…私の本音。
「…………」
無言。
………わかってる。
無理、…なんでしょ?
「…………冗談よ」
冗談なんかじゃない。
「…………」
「いいから行きなさいよ、……待ってる子が居るんでしょう?」
本当は行って欲しくない。
「…………あァ」
「なら都合が良いわね、……貴方の性欲処理に付き合わされてこっちも疲れてるの、……さっさと行きなさいよ」
「………そォかよ」
こんな事しか彼に言えない自分が嫌になる。
着替えを終えた彼が、部屋の出入り口の前まで歩く。
「……また後でな、淡希」
「……っ!」
その台詞を残して、彼は行ってしまう。
彼の帰るべき居場所に…。
「………ふん」
彼との時間が終ったら……残るのは寂しさだけ。
「………卑怯者」
いつになっても、この寂しさには慣れない。
…だから。
「………次は……何時逢えるの?」
私はあの卑怯者を待ち続けてしまう。
……独りにはなりたくないもの。
「………一方通行」
741 : しょーちゃん ◆QsM9ueLMyk[sage] - 2011/06/27 21:17:36.44 W//kT8yDO 8/8投下終了です。
あわきんエロいよあわきん。
ではノシ