926 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/07/02 01:28:45.93 +RnhunSG0 1/12

相変わらずニーズも空気も読まない水槽ネタ・・・ではなく今回は科学ネタ?
さかなくん先生が聖戦の系譜でアーダン好きだったらいいなとか思いながら書いた4レス、戴きます

関連

おさかな煉獄
http://toaruss.blog.jp/archives/1033164733.html

おさかな転國
http://toaruss.blog.jp/archives/1033534276.html

おさかな煉獄2
http://toaruss.blog.jp/archives/1034185525.html

おさかな転國2
http://toaruss.blog.jp/archives/1034282810.html

おさかな煉獄3
http://toaruss.blog.jp/archives/1034549184.html

元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-30冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307804796/
927 : おさかな外伝[saga] - 2011/07/02 01:30:14.64 +RnhunSG0 2/12

「なあインデックス、スシにはワサビが付き物だけど一体何でなんだ?」

「とうまはホントに日本人なのかな? そんなのサムライ時代から常識だと思うんだけど」

「いえーい、完膚なきまでにバカにされましたよっと。いや、食あたり対策だって事くらいは知ってるんだぜ」

「ふーん、それ以外を知りたいってことなんだね。じゃ、今日はおさかなはお休みしてワサビ講座だね」


「そうだな、せっかくだからワサビそのものにも詳しくなっておくか。あれはどんなものなんだ?」

「あ、その前に。今日はいわゆる本ワサビの話をするから、ワサビダイコンとかのことは自力で調べるんだよ」

「色々ゴチャゴチャ言われると混乱するからさ、まあ好きにしてくれよ」

「うん、わかった。まずワサビはアブラナ科の植物で、日本原産だから奈良時代の書物にも出て来るんだよ」


「日本原産の食用植物って意外と少ないんだけど、ワサビはその希少な例だったんだな」

「そうだね。で、あのツーンとしたワサビは主に地下茎をすりおろしたものなんだけど、ワサビの栽培風景って知ってる?」

「ああ、確か山奥で川の中にワサビが並んで育ってたのをテレビで見た気がするなあ」

「うんうん、それだよ。でもね、ワサビは別に水辺の植物じゃないんだよ」


「へえ、てっきり稲やレンコンみたいな物だと思ってたよ。なんでそんな面倒な方法をしてるんだ?」

「理由はあの辛味成分なんだよ。最初にとうまが言ったようにワサビは殺菌作用で食あたりを防いでいるんだけど」

「ふむ、じゃあ水に漬けて育てるとより辛くなるとか、か?」

「違うよ。ほとんどの植物は根に菌根菌を付けてるの。菌は植物の成長を助けて代わりにデンプンを得るっていう共生関係だね」

928 : おさかな外伝[saga] - 2011/07/02 01:31:05.99 +RnhunSG0 3/12

「窒素固定をする根粒菌とかの話だな。……あ、そういうことか。畑で育てると周りの作物の菌を殺して枯らしてしまうんだな?」

「それだけじゃないよ。もし陸地にワサビがあるとワサビ自身も育てなくなるんだよ。ちなみに周辺の土がワサビ味になるんだよ」

「自分の辛味で自分が枯れちゃうのか。恐ろしい話だなあ」

「だから水辺で栽培するんだよ。辛味成分がどんどん流されていくから、自家中毒を起こさないで大きく育つんだよ」


「強い殺菌力があるってことは分った。他にスシにワサビをつける理由ってあるのか?」

「昔は、ピリっとした辛味と香りで、生臭いネタや味がぼけたネタでも食べられるようにって事だったみたいだね」

「江戸時代はスシは屋台で出ていたんだってな。当然新鮮なネタばかりって訳でもないんだろうし。江戸前の技ってやつか」

「うんうん、でもねとうま。あくまでもおすしにとってワサビは引き立て役なんだよ。無いと寂しいんだけど目立っちゃダメなの」


「そりゃそうだ。ワサビ大増量のスシなんてただの罰ゲームじゃねえか」

「大量摂取すれば人間でも中毒を起こすしね。現代のおすしにとってワサビはネタの味をハッキリさせる為にあると言える、かな」

「味が気に入らないから辛口でネタを殺そうとすれば、ワサビが自分の辛味で枯れちまうようにスシを味わう舌も死んじまうよな」

「おすしは美味しく食べたいよね。だったら嫌なネタは流すのがいいんだよ。そのほうがみんな幸せなんだから」


「よっし、ありがとなインデックス。じゃあ今晩の夕食は奮発して」

「なになにとうま、おすし食べに連れて行ってくれるの!?」

「シャキシャキモヤシのにぎり寿司風、豆もやしの軍艦巻き風、モヤシのソテー入りちらし寿司風の豪華フルコースだあ!」

「……ワサビをお寿司屋さんでは『なみだ』っていうんだよ。そのフルコースじゃあ『なみだ』も出ないんだよ!!!」

929 : おさかな外伝[saga] - 2011/07/02 01:31:52.09 +RnhunSG0 4/12


「白井さん、御坂さんって電撃を光速で撃ち出す事が出来るって本当ですか?」

「ええ、事実ですわよ初春。ご自身でもそのように理解して扱っておられるようですし」

「でも、それっておかしくないですか?」

「はあ? といいますと?」


「電子といえども質量のあるものですから、光速にしたら無限大まで重くなっちゃうじゃないですか」

「ああ、そういうことですの。でしたら電波、のような状態でお使いになっていると解釈するなら問題ないのでは?」

「え、でも電子線って粒子線ですよね? 波形であれば電磁波、それなら光速であっても当然ですけど……」

「確かに電磁波では電撃とは言えませんわね、ふむ。少々考えて見ましょうか、お姉様の電撃の正体を」

930 : おさかな外伝[saga] - 2011/07/02 01:32:42.68 +RnhunSG0 5/12

「とりあえず、光速で撃ち出されるものである、と決め付けて考察していきましょう。そうなると通常の電子ではダメですよね」

「かといって波形ではダメ、となると。波形でも粒でもない状態、ということは考えられませんですの?」

「どちらにもつかない曖昧な状態の電子を操って光速ビーム砲を……あれ、なんか違う気がします」

「その状態ではエネルギー量も電荷も定かではありませんしね、別の方向を考えましょう」


「では、この考えはどうでしょうか。御坂さんが扱っているのは電気の性質を持つ別の何か、である」

「また何やら小難しくなりましたわね。つまり、光速になっても既存の物理法則に従わない物質を作り出していると?」

「そうですそうです、私の電撃に常識は通用しないのよ! みたいな。……なぜだか物凄い悪寒がしました。これも違いますね」

「そもそも考察の放棄のような設定ですわよ、それ。他の可能性を当たってみましょう」


「うーん、ところで御坂さん自身は自分の能力の原理を良く理解されているんですかね?」

「当然でしょう初春、LV5がLV5である所以、そのものを疑ってどうするのですの」

「そう、ですよね。いえ、私たちが考えても答えがなかなか出ないから、ひょっとして自分でも良く分らない力なんじゃないかって」

「理屈も分らないままでは加減も何もあったものではありませんの。真面目に考えてくださいまし」


「……となると、こういうのはどうでしょう? 御坂さん自身も私たちも、勘違いをしているっていうのは」

「初春、何を馬鹿な事を言い出すのです。実際は光速で撃ってなどいない、そのつもりになっているだけだ、とでも?」

「ですです、仮に御坂さんが高位の精神系能力者であれば研究者すら巻き込んで事実を誤認させ続けることが……」

「その可能性だけはあってはならないですの!!! あんなのとお姉様を同じ仲間にしないで下さいですの!!!」


「むむ~~~、結局よく分りませんでしたね。まあご本人に聞いてみればいいんですけどね」

「それでもパーソナルリアリティに関わる問題ですから、他人が聞いても理解可能ではないかも知れませんわよ?」

「そうかもしれないですね。それにしても、仮に電子を光速で飛ばせるとしたら物凄い能力ですよね」

「そういう装置が御座いましたわね、たしか粒子加速器……これこそ言っちゃいけないような気がするんですの」




「荷電粒子のドミノ倒しと考えれば別に光速越えたっておかしくないんだけど、たまには頭使うのもいいわよね。ほっとこ!」


931 : おさかな外伝[sage] - 2011/07/02 01:36:33.90 +RnhunSG0 6/12

以上です。作中の科学・生物情報は脚色、単純化されているので実在のアレとはかけ離れているかもですが、そこはそれです。

933 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2011/07/02 06:34:35.93 ZD8lB6760 7/12

せんせー
光速にはなるかもしれませんが光速を越えることは無いと思いまーす
つ相対性理論

934 : おさかな外伝[sage] - 2011/07/02 08:45:45.05 +RnhunSG0 8/12

>>933ツッコミ感謝です~
粒子のドミノ倒し、で説明してるのはこういうことだと思ってください。

ボールが一つ手元にある、それをゆっくり押すとゆっくり転がる。ボールを2つ並べて、一つをゆっくり押すと2つとも同時にゆっくり転がる。

同じようにボールを1億個並べてゆっくり押すと最初の一個がゆっくり転がるのと同時に最後の一個もゆっくり転がる。
このとき個々のボールは決して速く移動していませんが 押された、という情報が伝わる速度は無限に増大してしまうように見える。
電撃の速度とはそういうものだ、と発電能力者は捉えているって思ってくだされ・・・。

現状、光速以上で情報を伝える手段は確立してません。ので、どこまで頑張って弁解してもこれは超理論です。


って、こんなつまらない話で頭使わせて申し訳ない、次々いってくだされー!

936 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] - 2011/07/02 08:55:43.92 LoD/EnCAO 9/12

つまり、第一位から第四位まで、ついでに第七位の能力は、突き詰めれば本質的に同じだったんだ!ΩΩΩナンダッテー

938 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)[] - 2011/07/02 10:32:45.48 maGSWRGAO 10/12

レベル5物で1レス


美琴「光速にはなれても光速は越えられないわよね」

垣根「はっ、そんなんだからテメェはいつまでたっても第三位なんだよ超電磁砲」

美琴「なんですって!?」

垣根「常識に囚われてちゃ自分だけの現実はそれ以上拡がらねえ、だから俺の未元物質に常識は通用しねぇ」キリッ

麦野「まあ垣根の言う事も一理あるわね」シャケッ

食蜂「じゃあ第一位はロリコンに目覚めたから黒翼生えちゃったのかしらぁ?」プゲラ

一方「打ち止めマジ天使なんで俺も天使化しちゃいましたが何かァ?」ガシッ

食蜂「いたたたギブギブ助けて下さい第一位様ぁ」

美琴「自分だけの現実を拡げるにはどうすれば」

削板「根性だ!根性で自分だけの現実を拡げろ第三位!」チュドーン

美琴「根性、かぁ」

一方垣根麦野食蜂『根性…か』



アレイスター「レベル5の能力は根元は第七位と同じ」

エイワス「君が根性論とは意外だな」

アレイスター「彼らは優秀ゆえに理論的に考えてしまう、しかし理論だけでは駄目なのだ」

アレイスター「夢を追い越した時僕らは光になるのさ」

エイワス「激走戦隊カーレンジャーからの引用ですねわかります」

939 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)[sage] - 2011/07/02 10:33:19.13 maGSWRGAO 11/12

以上です
流れでやった反省はしてない

940 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage] - 2011/07/02 13:15:56.60 wPapzooRo 12/12

>激走戦隊カーレンジャーからの引用ですねわかります

なんという信憑性ゼロ…