765 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/10/14 18:09:59.37 u3XNsWOq0 1/9

7レスほどお借りします
ほとんど立て逃げ状態のスレを見て思いついたネタ

※クロスモノです
※クロス先の知識が危ういです。ファンの方はすみません
※プロローグのみです

それでは投下します

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-33冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314623016/
766 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/10/14 18:10:57.77 u3XNsWOq0 2/9

――――――――――11月某日 学園都市第7学区・ファミリーサイドの一室


あほ毛の少女「おはよう、あなたーーー! ってミサカはミサカはお布団に包まってるあなたに飛び乗ってみたり!」バフッ

少年「ぐえっ……」

あほ毛の少女「早く起きないと番外個体に朝ごはんみんな食べられちゃうよ? ってミサカはミサカはあなたを揺さぶってみる」

少年「ンー、後5分……」

あほ毛の少女「……あれ? アナタってばいつの間に髪を黒く染めたの? ってミサカはミサカは昨日の夜はあなたの髪がちゃんと白かったことを思い出してみる」

少年「何言ってんだよ雪男~……、白髪になるほど俺たち年くってねェだろ~……」

あほ毛の少女「? ユキオってだあれ?」

少年「……んン? オマエそんなに声高かったか?」パサ


あほ毛の少女「」

少年「」


あほ毛の少女「よ、よよよよヨミカワーーーー!!! あの人のベッドに知らない人がーーーー!!!?? ってミサカはミサカはリビングにダッーーーシュ!」


少年「え、はぁ? 誰だ今のガキ」

少年「……ここどこ」

767 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2011/10/14 18:11:36.11 u3XNsWOq0 3/9






爆乳お姉さん「――さて、私は黄泉川愛穂。体育教師で警備員(アンチスキル)をやっている。よろしく」

少年「はぁ、どうも。奥村燐っス」

あほ毛の少女「……」ジー

「……えーっと」

黄泉川「この子は打ち止め(ラストオーダー)。そこのテーブルでご飯食べてるのは番外個体(ミサカワースト)。見ての通り姉妹じゃん」

打ち止め「よろしくオクムラ、ってミサカはミサカはいろいろ言いたいことはあるけどとりあえず挨拶してみる」

「お、おぉ! よろしくな打ち止め! (ミサカってのは名前じゃないのか?)」

番外個体「んぐ、ゴクン。番外個体でーす。まぁ一つよろしくね? 不法侵入者さん☆ ぎゃは!」

「いやいやいや! 不法侵入者っつーけどよ、何でこんなとこにいんのかオレにも分かんねーんだって!!」

黄泉川「朝起きたらあいつがいなくなってて、代わりにキミがいるんだもんなー。びっくりしたじゃん?」

「その、あいつさんってのがあの部屋の主っすよね? なんか連絡入ってねーんすか?」

打ち止め「……携帯なら枕の横に置いてあったよ、ってミサカはミサカはしょんぼり……」ヘニョーン

番外個体「携帯置きっぱなしとかマジつかえねー。って落ち込むのやめてよイライラするから」

黄泉川「うーん、とりあえずキミは不法侵入者として家で一日拘留させてもらうとして、私は学校行かなきゃならないから……」

「えっ!? 拘留って、待ってくれよ! 俺だって学校行かなきゃなんねーし、その、いろいろまずいんだって! 弟が心配してっかもしんねーし!!!」

黄泉川「そうは言われてもねぇ。本当なら本部に連絡して書類作ったりしなきゃならないんだけど、キミも事情が分からないみたいだし、一応これでも譲歩はしてるじゃん。犯罪歴なんて持ちたくないだろ?」

「うっ、それはそうだけど……」

黄泉川「とりあえず学校にはキミから連絡入れといて、後で私からも連絡するから。もちろん弟君にもね。
つー訳で私はもう行くから、居候のおふたりさんにはこの子の尋問と監視を頼むじゃん! あと桔梗が起きたら説明よろしく!」

「居候?」

黄泉川「そ、ちょっとした事情があって家で預かってんの。こんなでかい子供がいるような年じゃないじゃんよー。んじゃいってきまーす!」ガチャ

768 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:12:18.60 u3XNsWOq0 4/9

打ち止め「いってらっしゃーい。ってミサカはミサカは頼まれたぜってアピールのガッツポーズを……」バタン

「はっ! 尋問!? 監視!? マジで!!?」

番外個体「マジマジ、大マジだよーん。まぁしゃべりたくないならそれでもいいけど? 口を割らせるためって大義名分ができるしね☆」

「何のだよ! ってうわ! バチッつった! 電気!? って痛ってー!!!!」

打ち止め「そんなことよりお腹すいたよ、まずご飯にしようよー、ってミサカはミサカは二人のシャツを引っ張ってみる」クー


番外個体「……」

「……」


番外個体「はぁ、……ミサカもう食べたし、なんか飽きちゃったから部屋戻ってる。じゃーね」

「ん、おう、じゃーな。……そうだな、腹が減ったら何もできねーもんな! ……俺も食っていいのか?」

打ち止め「あの人の分が余るはずだからいいんじゃないかな? 番外個体は行っちゃったし、芳川はまだ寝てるから一緒に食べる人が欲しい、ってミサカはミサカはちょっと自分勝手な意見を言ってみたり」

「そっか、んじゃそいつには悪いけど食わしてもらうわ」

打ち止め「うん! ここがあの人、っていうかあなたの席だよ!」


打ち止め「それでは! いただきまーす!!」

「いっただっきまーす!」

769 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:12:58.53 u3XNsWOq0 5/9

打ち止め「そういえば連絡はしなくていいの? ってミサカはミサカはご飯に誘った後で聞いてみたり」ングング

「あ、わすれてた。まぁ食った後でいいだろ、まずはメシだ」モグモグ

打ち止め「了解だ! ってミサカはミサカは食事を続行します!!」ング

「そういうお前らも学校はいいのか?」ゴク

打ち止め「ミサカ達は学校には通えないんだ」モフモフ

「へぇー、体弱いとか?」マグマグ

打ち止め「うーん、定期的に調整(メンテナンス)は必要かも」ングッ

「そーかー、大変だな」ゴクン

打ち止め「そうでもないよ、それにあの人と一緒にいる時間が多いほうがいいもん! ってミサカはミサカは……、
…………どうしてすぐいなくなっちゃうんだろう……せっかく一緒に暮らせるようになったのに……」ウル

「うえぇ!? いや、大丈夫だって! すぐ会えるから! ほら! 目玉焼き!!」

打ち止め「……えへへ、ありがとうオクムラ!!」ニコッ

「燐でいいぜ」ホッ

打ち止め「わかった!」

「それに、まずは俺のことも解決しないとな」

打ち止め「そうだった! 尋問しなきゃ!」

「墓穴掘った……」

打ち止め「リンはどんな能力者なの? 学校はどこ? 同じ寮に高位の空間移動能力者(テレポーター)がいたりとか……」

「ストップ」

打ち止め「?」

「……どんな能力者って、俺にどんな力があるかってことか?」

打ち止め「? そうだよ? ちなみにミサカは番外個体よりちょっとだけ弱い強能力(Level3)の発電能力者(エレクトロマスター)だよ。
ってミサカはミサカは自分の能力を自慢してみる!!」バチバチッ


「」


打ち止め「どうしたの?」

770 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:13:49.31 u3XNsWOq0 6/9

「まてまて、なんだそれなんで一般人が普通に電気なんて出してんだよ超能力かなんかか!!?」

打ち止め「超能力だよ。っていうかもしかしてリンは学園都市の外の人なの? ってミサカはミサカはあまりの驚きように困惑してみたり」

「学園都市……?」

打ち止め「学園都市を知らないの? 世界的に有名な超能力者育成機関だよ。ってミサカはミサカは説明してみる」

「じゃあこの町にはお前みたいなやつとか、空間移動能力者だっけ? とかそんなんがたくさんいんのか?」

打ち止め「空間移動能力者はそんなにたくさんはいないはずだけど、発電能力者は1万人以上いるんじゃないかな?
っていうか本当に知らないのね。ってミサカはミサカはちょっとびっくり」

「聞いたこともねぇ……」

打ち止め「うーん、それってなんか変かも……。一応説明するとね、広さは大体東京の1/3で人口は230万人位。そのうちの8割が学生で、
だからここは学園都市って名前なんだよ。学校では超能力の開発をしていて、180万人の学生はみんな何かしらの能力を持ってるの」

「マジか……」

打ち止め「ちなみに西東京にあるんだけど、町全体が壁に囲われてるから東京の東西が分断されちゃってるんだ。
……そんなだから本当なら無断で中には入れないはずなんだけど、ってミサカはミサカはリンを怪しんでみたり……」

「まてまて! 俺はあやしくねーぞ!」ガタッ


番外個体「何々? なんかうるさいと思ったらもう尋問始まってんの?」ワクワク


(一段と面倒くせーのがきたー!!)

打ち止め「あれ? 尋問するつもりだったのにミサカばっかり喋ってたかも……」

番外個体「ぼけた顔して実はやり手だったの? それともおちびがお間抜けだったの?」

打ち止め「おちびじゃないしお間抜けでもないよ!! ってミサカはミサカは……何持ってるの?」

番外個体「あの人の杖」ヒョイ

打ち止め「」

「杖? 髪が白いとか言ってたし、そいつってジーさんかバーさんだったのか」

打ち止め「あの人はまだ高校生だよ!! ってそれどころじゃないよ! 携帯だけじゃなくて杖まで置いて行っちゃうなんてありえない……
常に身に着けておくもののはずなのに、ってミサカはミサカは何かおかしなことが起きていることを確信してみる……」

「常に身に着けておく……?」

番外個体「……確かにいくらなんでもおかしいかな?」

打ち止め「おかしいよ……、そうだ充電器は」


「あぁーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」


771 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:14:24.14 u3XNsWOq0 7/9

打ち・番外 ビクッ

番外個体「ちょっと! いきなり大きな声出さないでよ!!」

打ち止め「えっと……リン? どうしたの?」

「降魔剣(こうまけん)は!!!?」

打ち止め「降魔剣??」

番外個体「何それ」

「俺が寝てたベッドに無かったか!? 剣が入った赤くて長い袋!!!! ちょっと確かめてくる!!!!!!」ダダダダ

番外個体「特に無かったと思うよーっていっちゃった」

打ち止め「とっても大切なものなのね、ってミサカはミサカは落ち着いて判断してみる」

番外個体「これで、あいつがやり手だったんじゃなくておちびがお間抜けだったって証明されたね☆」

打ち止め「違うもん! ってそうじゃなくて。あの人のチョーカーの充電器は置いてあった? ってミサカはミサカは尋ねてみる」

番外個体「……なかったよ。杖は置いて充電器だけ持っていくなんて、ついにミサカネットワークでもフォローできないほどおかしくなっちゃったのかにゃー?」

打ち止め「もう! 番外個体!!
……リンは、寝ている間に大切なものもみんな置いてここに空間移動してきた」

番外個体「身に着けていたパジャマ以外ね」

打ち止め「あの人も同じなのかも。昨日は充電器つけたまま寝ちゃったみたいだし」

番外個体「つまり、充電器のコードまでが服にカウントされて空間移動に巻き込まれたってことか。いやー命拾いしたね」

打ち止め「バッテリー切れになることは無いけど、誰がどうやって何の目的でやったのか全然わかんないし、
あの人の居場所がわかったわけでもないし……、ミサカはミサカは不安がいっぱい……」

番外個体「だから暗くなんないでよミサカ影響されちゃうんだから!! もしかしたらあの奥村ってやつと居場所が入れ替わっただけかもしんないじゃん!!」

打ち止め「! それは盲点だった……!! ってミサカはミサカは、リンーーーー!!!! お家に連絡早くーーーー!!!!」ダッシュ

番外個体「子守は疲れるねーまったく……ミサカのが妹だけど」






772 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:15:04.31 u3XNsWOq0 8/9

――――――――――同日 正十字学園(せいじゅうじがくえん)・男子寮の一室


眼鏡の少年「兄さん、いい加減起きないと遅刻するよ。……兄さん?」バサッ

白髪の少年「……なンだお前は」カチ

眼鏡の少年「!」バッ

白髪の少年(どこだここは、まったく見覚えがねェ。……見たところ、学生寮か? ……目の前のガキ……今オレを兄と勘違いしていたな、中学か高校か……銃を構えているところを見ると暗部関係者か? この場合俺は不法侵入者か、誘拐の被害者か……)

眼鏡の少年「お前は何者だ。どうやって侵入した。兄さんをどうした!!」

白髪の少年「なるほど、オマエにとってオレは不法侵入者で誘拐犯ってわけだ。……だがオレからすれば不法侵入者も誘拐犯もオマエの方だ。
ここはどこでオマエはなンだ。どうやってオレをここへ連れてきた。さっさと答えろ」

眼鏡の少年「……何?」

白髪の少年(……しらばっくれてる訳じゃねェな。暗部関係者がオレの外見を知らないのもおかしい……。銃に手を出しただけの素人か)フゥ

白髪の少年「まァいい、先に答えてやる。オレは一方通行(アクセラレータ)だ。侵入方法は知らねェ。オマエの兄の居場所もな」ジッ

眼鏡の少年「……僕は奥村雪男、この学生寮の住人だ。そしてそこは兄のベッドだ。……布団をめくるまで兄が寝ているものだと思っていた」

一方通行「そォかい。お互いこの状況に心当たりはねェらしいな。……それで、いつまでそいつを構えているつもりだ?」

雪男「信用できない。お前はこのまま警備の人間に……いや、僕の上司に引き渡す」スッ

一方通行(携帯も杖もねェか……なぜか充電器はぶら下がってやがるが。……とりあえずしまっておくか)シュル

一方通行「その年で何らかの役職についてンのはご立派だが、頭のできはよくねェらしい。その上司とやらがオレを押さえられるとでも思ってンのか?」

雪男「……僕の武器を警戒する程度の人間を、僕の上司が押さえられないとは思えない」ピッピッ

一方通行「……オレを知らねェのか」

雪男「? さっき自己紹介をしたばかりだろう」パポピ

一方通行「チッ、めンどくせェ」ミシッ カシャカシャン

雪男「ぐ……っ!!!」

一方通行「悪いが拘束させてもらう。こっちも情報が欲しいンでな」

773 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] - 2011/10/14 18:17:33.84 u3XNsWOq0 9/9

投下終わりです

……すみません最後のは投下する予定じゃなかったやつです
その前で一段落ついているので……

とりあえず終了です。ありがとうございました