924 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage saga] - 2012/02/01 02:34:21.64 wrqR6FRP0 1/3

小ネタで、1レスいただきます

上イン恋人設定

925 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage saga] - 2012/02/01 02:37:38.32 wrqR6FRP0 2/3

最近話題になっているイケメン俳優による料理番組を二人で楽しむのが、数カ月前からの火曜日夜のお決まりだった。

家庭で作るにはコスト的にも厳しいメニューが多いのだが、完成した料理の見た目が華やかで見ているだけでも楽しいのだ。

ツッコミを入れつつ番組を楽しんでいたが、今週は豚肉を使った中華風料理のようで、材料的にも手間的にも一般家庭でも作れそうな物が完成した。

いつもながら鮮やかな俳優の腕に感心していると、服を引っ張られて上条は隣に顔を向ける。


「ねぇねぇ、とうまこれ美味しそうだよね。食べたいかも!」


「ああ、そうだな。これなら上条さん家のお財布事情を考えても問題なさそうですねー」


「だよね。だからとうま、作って?」


実益と、それ以上に恋人においしいご飯を食べてもらいたいという健気な努力により、上条よりも料理が上達したインデックスだが稀にこうやってリクエストをしてくる。

すべて任せきりにしているのは申し訳なさもあるので構わないが、美味いもの好きな食いしん坊が何故普通レベルの料理しか作れない俺に言うのかと以前からの疑問を投げかけた。


「とうまより美味しいご飯もお料理上手も知っているけど、でも、私はやっぱりとうまの作ってくれたご飯が一番好きなんだよ」


無邪気に輝く笑顔が何よりも、本心からの台詞なのだと理解させてくれる。

湧き出てくるのは愛おしさ。だけならばいいのだが、少女との関係が色々な意味で一歩進んだ思春期の少年は悲しい事にそれだけで済まなかった。

下品な言い方をしてしまえば、自分の作った飯よりもウマイモノが目の前に座っているのだ。無防備に、全信頼を向けて、ちょこんと。

人工的な明かりの下でも光を受けて美しく煌く銀髪、期待に溢れた頬は桃色に染まっている。

ペタリと座った足の間に手を置いて、宝石のような碧の瞳で上条を見上げる体勢は必然的に上目遣いだ。

風呂上りで寝間着に着替えているので、普段隠れている細い首も華奢な足も顕になっていた。

今は子供っぽくすらある少女がどれほど艶やかな表情をするのか。頬より鮮やかなピンク色の唇からどれほど甘い声が聞けるのか。

シミひとつない白い肌が桜色に染まる様も、その身体の柔らかさも熱さも味すら知っている。


(何こいつこんな可愛い顔で可愛いこと言ってんだ。いや、インデックスのことだから単純に思ったことを口に出してるだけなんだよな。

だからそれがこっちのツボに嵌ってヤバイって事が何で分からないのか。クソ、マジで可愛い。

豚肉よりお前を食いてえよ、ウマイのは嫌って程知ってるからな。って俺はアホか、何頭沸いたこと思ってんだよ。

エロ親父みねえじゃねえか、いやでもくそインデックスまじで……!)


愛する人が性欲と歪んだ愛情に支配され割と最低な事を考えているなどと思いもしていない少女は、一緒に買物に行こうと出かける用意を済ませて首をかしげていた。

926 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2012/02/01 03:43:05.30 4ISu/A3Lo 3/3

は?これで終わりとかなめてんの?


パンツ脱いだんで続きお願いします

元スレ
▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-35冊目-【超電磁砲】
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