672 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2012/07/28 02:17:47.40 eDp5w9gMo 1/23投下します
ガチ18禁インデックス快楽落ち寝取らせ欝あり注意
春口。若干肌寒くはあるが快適な季節。
少なくとも暑いと思うことはない。
しかしインデックスは肌が火照るのを感じていた。
白地に金色の刺繍の施されたボーンチャイナのティーカップのような修道服の下で小さな心臓が高鳴っている。
いつもの上条家。いつもの夕方。
違うのはインデックスの目の前に長身の男が二人いることだ。
一人は隣の部屋、友人舞夏の兄、土御門元春。年中アロハシャツに視線を隠すサングラス。軽薄な第一印象を変えようともしない男。
もう一人は青く染めた髪と耳にピアスをつけた細めの男で声が低そうで高くてそれでいてでっち上げたような関西弁を話す男だ。
土御門はイギリス清教『必要悪の教会』の同僚なのだがインデックスはそのことを知らない。
もっとも、それはこの話では関係のないことだ。
いつもとは違う、という不安からインデックスは同居人にして保護者である上条当麻を見る。
土御門はともかく、初めて会ういささか軟派な男については恐怖がないわけでもない。
インデックスの視線が彼らの顔から下へと滑り落ちる。
上条の視線を感じる場所が熱した鉄のように赤くなっているのを自嘲のように感じながらインデックス自身の視線は膨らんだ股間で止まった。
内側から盛り上がったそれは目の前の二人の欲求を如実にしている。
インデックスの喉が大きく動いた。
「なぁ、かみやん……ホンマにええんか?」
期待が大きいのだろう、多少上ずった声で青髪ピアスが上条に確認する。
この部屋に至るまでに何度も繰り返した言葉だが、
「いいんだよ。インデックスもそれを望んでるんだ」
と返答は変わらなかった。
「ほっときゃ誰とも構わず股を開くんだから自分で管理してたほうが安心なんだよ」
吐き捨てるように言った上条をサングラスの向こう、土御門が歪めた目で見つめた。
事の裏側に何があるか、は知らないし言わない。
だが上条にせよ土御門にせよおおよその検討はついていた。
自分でもどうにもならないものを責めてもインデックスの精神が壊れるだけだ、受け入れるしかない。
紙でもなんでも一度付いた折り目は決して消えない。だからと言って人間そのものを作りなおせるわけでもない。
世界を百度滅ぼせる毒と鬼を脳に刻まれた代価はそれ相応に高価で、そしてそれを支払うのは禁書目録なんてものを作り出して利益を得る存在ではなくインデックスとその周辺だけ。
不条理はただ飲み込むしかないのだ。
不幸、の一言では逃げられない。
「あの、とうま?」
「なんだよ」
「とうまは、その……」
遠慮がちに、それでも期待を込めて、なおかついじらしく上目遣いで問いかける。
伺いを聞いているのはワンクッションおいての催促だ。
「二人が終わったら、な」
催促の意味を寸分違わず理解して舐めるような響きで上条が返答する。
やんわりとした、痛みにも似たような快感にときめきと昂揚を覚えてインデックスが一歩前に進み出た。
「あの、わたしこんな貧相な身体だからつまらないかもしれないけど、よろしくお願いするんだよ」
人形のような美貌を上気させて情夫でもなんでもない二人に媚を売るインデックス。
「貧相なんてこあらへん! こちらこそお願いするで!」
「詮無い、か」
テンション高く答える青髪ピアスと対照的に苦虫を噛み潰したような顔をした土御門。
それでも二人して呼吸の刻みが早くなっている。
「それじゃ……」
おもむろに二人の前で膝をついたインデックスは顔の高さに位置する二人の股間に手を伸ばしズボンの上からそこを膨らませているモンスターを撫であげる。
友人の兄とろくに会話を交わしたこともないただの上条当麻の友人。
それだけの間柄の少年たちに玉の肌を晒して奉仕しようとしている自分の情けなさにインデックスは背筋をぞくぞくさせる。
下劣で、ふしだらで、官能的で。
そんな自分に興奮する。
二人を喜ばせようと十回ほども撫でたあとそれぞれのズボンとパンツを慣れた手つきで下ろした。
土御門こそ一瞬抵抗したものの二人のペニスが露骨になる。
「ちょっと、すごいんだよ……」
身長百七十足らずの上条と異なり百八十を超える二人はペニスも体躯に合わせて大ぶりだった。
しげしげと見つめながら感触を楽しむように握る。
青髪ピアスのものは二十センチ近い大きさだが亀頭が包皮に半分ほど包皮に包まれていた。
一方の土御門は大きさこそ青髪ピアスに劣るが赤黒い亀頭を丸出しにしており淫水焼けをしているのか竿も黒光りに近い。
色や形の違う二本を興味深そうに眺めながらインデックスはゆるゆると手で愛撫する。
そうするうちに亀頭から先走りが滲み出て奉仕する手にもヌルつきを感じ始めた。
全くの初対面の、あってから十分も経たない男のペニスを口に含んだことが一度や二度ではないインデックスだったが、上条の見ている前でそれを行うことには躊躇があった。
しばし手コキを続けながら不安げに上条の気配を探るが特に何も言われないことで背中を押される。
嬉々としてしゃぶりついた過去など忘れて悲しみを覚えながらインデックスはちろちろと亀頭を舐め始めた。
(わたし、本当にダメなんだよ……)
元々、インデックスの人格には不自然なところがあった。
誰にでも好かれやすい素直な性格。幼稚じみた甘え癖。
そんな『庇護されやすい』性格がロシアで上条が行方不明となってから一変した。
暴走した、と言ってもいい。
一時の快楽のために誰彼構わず身体を許し性に依存する存在となってしまった。
それは、自分自身を切り売りしていると言ってもいい。
「なぁ、ボク包茎やさかい、剥いてくれると嬉しいんやけど」
褒められてペニスに踊る舌の動を滑らかにしていたインデックスに青髪ピアスがさらに要求する。
「あ、ごめんね。そうか、剥くんだよね……」
実のところ、インデックスは包茎のペニスを相手にした経験は少ない。
正直取り扱いに困惑していた。
しかし『剥く』という言葉に従って唇で皮を抑え口を窄めながら奥の方へと押し込んでいった。
(ああ、包茎おちんぽ、口に入れちゃうんだよ……)
土御門のペニスを扱きながら青髪ピアスの包茎を剥いていく。
顕になった亀頭に舌を這わせながらカリ首のところまで舐め上げると包皮は捲れ上がるように剥けていく。
対して労力もいらず、インデックスは口の中で膨らんだ亀頭の存在を感じ取る。
「うひゃあ、シスターちゃんの口の中めっちゃあったかいなぁ」
子供のように無邪気に喜ぶ―――その内容は到底子供とは言えないが―――姿にインデックスは可愛らしいと思いながら機嫌を良くして剥けたてペニスを喉奥まで含んでいった。
―――じゅるっ、じゅぼっ、ちゅぱちゅぱっ、じゅるるっ!
大振りなペニスを喉奥にまで迎え入れるのは息苦しい。反射的に吐き出しそうになってしまう。
しかしインデックスは咽ようとする本能を抑えてフェ○チオを続けていった。
「おっほっ! こりゃめちゃくちゃ気持ちいいやん! うっわ、シスターちゃんのフェラテクめっちゃすげぇやん!」
太腿に痙攣を起こしながらヨガる青髪にインデックスの機嫌はますます上昇する。
この奉仕は何時ものことであって何も特別なことはないのだが喜ばれると嬉しいという心がどんどん膨れていく。
歪んだ自尊心が膨らんで奉仕欲が募りフェラ責めが強くなる。
(とうまのお友達相手に、まるで、商売女みたいなんだよ……)
―――れろぉ、ぺろ、ちろっ
唾液を塗り込めるようにゆっくりと舌を這わす。
竿だけでなくその下にぶら下がるふわふわとした玉袋をやわやわと揉みほぐしながら二本のペニスに奉仕を重ねる。
「なんや! シスターちゃんめちゃくちゃ上手やんけ!」
青髪ピアスが心底気持ちよさそうに表情を崩して肉棒に奉仕するインデックスを賞賛する。
剥けきっていない彼のペニスはインデックスの唾液で完全に濡れそぼっていた。
「んはあぁああっ!」
青髪のペニスから土御門のペニスへと跳ねるように移ってより激しい口奉仕に没頭するインデックス。
瞬間的に大きく息を吸って吐いたが口での呼吸はそれっきりだった。
―――ちゅばちゅば、ちゅちゅ、ちゅばちゅばちゅばっ!
咥えこんで激しく顔を前後させて男根にしゃぶりつく。
その激しさにフードが脱げて銀色の髪が顕になる。
口淫奉仕に没頭するインデックスの口の端からは涎が溢れ出て床にポトポトと垂れ落ちていた。
「クッ! マジで激しいな!」
感じることを罪悪と思っているのか、土御門の口調に青髪のように酔った部分は感じられないがだからこそ零れた言葉が本音のように響く。
喉を震わせながら淫乱なシスターの奉仕に感嘆の音を上げる。
そしてその光景を見ていた上条の心にどす黒い嫉妬が渦巻いていく。
こんなことを思っても仕方がないのだが、無邪気で本気の奉仕を自分ではない誰かに施している姿にはジェラシーを掻き立てられる。
勿論、好きでこんなことをさせているわけではない。
ないが、どんな理由があろうともあどけない顔のシスターに他人の相手をさせているという非道な行いは否応なく上条を興奮させ邪な劣情を募らせていった。
「おおっ、ヤバっ! そろそろでそうやっ!」
交互に咥えて奉仕するインデックスに青髪ピアスが追いやられ射精が近いと告げる。
だがインデックスは青髪が悲鳴を上げる前にペニスがぷくっと膨らんで限界まで硬くなったのを口で感じて、そのことを知っていた。
一手先を見て青髪のペニスを深く頬張り絶頂に突き落とそうと首を前後に激しく振ってアクセルを踏み込む。
「ふみゅ! ふぐっ! らしてぇぇっ! しぇいえきぃっ、らしてほしいんらぉっ!」
鬼気迫るインデックスの奉仕に青髪は為す術もなかった。
一瞬の猶予もなく一気に到達する。
―――びゅるるっ! どくんどくんっ! どくどくどくっ!
化学反応を起こしたように青髪ピアスの亀頭が爆発する。
吹き出す精液の勢いを口内で受け止めながら追い込むようにインデックスは舌を動かして亀頭を刺激する。
陰毛に鼻先を突っ込むほど深く飲み込んで強く吸い込みながら唇と前歯とで強く扱き上げる。
減圧の効果で尿道から一気に精液が吸い出される。
大きく窪んだ頬の内側が肉竿にぺたりと張り付いてダメ押しのように締め上げた。
「う、ひゃあああっ! こ、こりゃマジでたまらんでぇ!」
魔法のように吸い上げられて青髪が快楽に足元をふらつかせる。
真面目に目の前に火花が散ったのかもしれない。
最後の一滴まで吸い上げられてちゅぽんと解放されると青髪はたまらずその場にどすんと尻餅を付いた。
「うぐっ、はうぅぅん……」
最後の最後まで絞りきったインデックスは青髪の様子など気に止めず、若干の吐き気をこらえて口内に溜まった精液を大きく飲み干した。
熱の塊が食道を通って胃に落ち着くのを赤く染まった脳で感じる。
「すまん! かみやん! 俺も限界だっ!」
本音で詫びた土御門が休む暇も与えずインデックスにペニスを突き出した。
反り返った男根がインデックスの可憐な唇に押し当てられる。
「あ、ん……ごふっ!」
インデックスが軽く唇を開けた瞬間、土御門はインデックスの頭を抱えて一気に押し込んだ。
「おごっ! ぐはっ!」
たまらず目を白黒させてインデックスが呻く。
下腹部に顔が埋まるほどに股間が密着して亀頭が咽頭に突き立てられる。
窒息寸前の苦しさに身悶えしながらもマゾヒズムの快楽を知っているインデックスは抵抗一つしなかった。
―――ずぶっ! ずぶっ! ずぶっ!
多少なりとも女というものを知っているはずの土御門が、インデックスをただの射精道具として扱う。
銀髪の小さな頭を両手でがっちりとホールドして自ら腰を動かして小さな口を犯した。
(あ、あ、く、苦しい……と、とうま……)
インデックスは視線で上条に助けを求めるが返答はなかった。
悲しさと苦しさで涙が一滴溢れて頬を伝う。
しかしそれが床に落ちた時には新たな陵辱にインデックスは変態的な興奮を覚えていた。
亀頭が喉奥に当たるたびにその感触が土御門の性感を高める。
咽頭粘膜は口内よりも硬く強く刺激を受ける。
インデックスの端麗な顔がその度に苦痛に歪んだ。
土御門は坂を転がり落ちるように夢中で腰を打ち付け射精欲を高めていく。
「んごぉっ! がほっおっ!」
喉を突かれるたびに苦悶のうめき声が漏れる。
涙目に追い込まれる快楽のない口腔レイプ。
思わず歯を立てて食いちぎってもおかしくないほどのそれに小さな身体のインデックスはとてもよく耐えていた。
そして何の因果か、そんなインデックスのうめき声が喉粘膜をビリビリと震わせて土御門の性感をさらに高めていた。
「おおっ! 出るっ! 出るぞぉっ!」
震わされた喉粘膜が堤防を破壊したのか、土御門が吼えた。
顔面を殴打するのではないかという勢いで腰を叩きつけ押さえつけたインデックスの喉のさらに奥にペニスを押し込もうとする。
勢いがするりと食道にまでペニスを押し込んでインデックスが白目を向いた。
―――どぶっ! どくどくどくっ! びゅるるるっ!!!
まるで固形物のような精液が直接喉奥に打ち込まれる。
喉粘膜を焼き尽くすような熱さがなんの遠慮もなくばらまかれた。
―――ごくっ、じゅるん、ごきゅ……
半分以上意識を失っていたインデックスだったが身体は勝手に土御門の排出した液体を飲み込んでいく。
薄靄がかった意識で土御門を見上げるインデックスの眉間には深い皺が刻まれていた。
膨満するかのような胃の扇動と女性器の疼きを感じながらインデックスは飲精の快楽に身悶えする。
さんざん自分を苦しめたペニスを口の中で愛おしく舐めあげると吐清したそれがゆっくりと口から引き抜かれた。
土御門のサングラス越しの瞳に満足気な光が浮かんだのを見届けたインデックスは満足げに微笑む。
その股間では発情した膣肉からとろとろと愛液が溢れ出ていた。
「ごちそうさま、なんだよ」
涙目のままちろりと舌先で自分の唇を舐めあげてインデックスが男達に媚を売った。
生臭い息に女のフェロモンが混ざる。
目の奥に完全に獣欲の火が付いたインデックスがモノ惜しげに問いかける。
「まだ、出来るよね?」
「いやいやいやいや、まだ一発だけやね。これで終わりなんてありえへんよ、シスターちゃん」
冗談だろ、と言わんばかりに肩を張った青髪ピアスが立ち上がる。
魂まで吸い取られるような快楽を経たあとだったがペニスはぎんと強く勃起していた。
一方の土御門のペニスも半萎え状態で鎌首をもたげている。
少しばかり冷静さを取り戻している様子の土御門だが毒皿だと言わんばかりに躊躇うことを吹っ切っていた。
「ああ、二人とも元気なんだよ……」
インデックスがうっとりとした表情で言葉を漏らす。
彼女を高揚させるのは未だ味わっていない快楽への期待だ。
ただ口で奉仕しただけだがこれまでにないほどに高ぶっている。
理由は明白だ。
(とうまが……見てるんだよ……)
これほどまでに壊れてしまった自分が彼と結ばれる未来などありえない。
そうだとしても愛しさが消えたわけではない。
目に見えない歯車が狂って軋んで有り得ないサーキットを生み出して。
インデックスという名の少女は間違いなく歪んでいた。
常軌を逸した圧倒的な背徳感が心地よい。
大切な人の目の前でその人を裏切っているという叫びだしそうな悪徳に欲情が危険なまでに加速していく。
「インデックスはどっちも使えるし、いっぺんにやられるのが好みだから」
少しだけ上ずった声で上条が友人二人に言った。
途端、二人の動きが止まる。
その光景にインデックスの期待は高まっていく。
ちろりと赤い舌で唇を舐めた。
「じゃあ、どっちに入れるか決めとこか、つっちー」
二人の少年がどちらに入れるかを相談している。そんな情景を目の前にしてインデックスの心臓は早鐘のように鳴った。
(りょ、両方に……おちんぽが……)
もちろん、インデックスにはサンドイッチの経験がある。
大きく勃起したペニスで二つの穴をゴリゴリと広げられる快感は身に染みていた。
脳が沸騰しそうなほどに興奮して身体が弾けてしまいそうになる、それ。
それを、とうまの見ている前で、するんだ。
インデックスの経験から言っても長大な二本のペニスを受け入れることを思っただけで小さな胸が苦しくなった。
これまでにないだろう、新しい快感への期待。
元々インデックスは快楽に対する依存が強い。
食事に関して節制がほとんどできないように性に対しても奔放の性質があったのだ。
ただ、それが望むべき形で開花しなかっただけであって。
「じゃあボクが前でつっちー後ろな、シスターちゃん、おいで」
忘我にいたインデックスが気づいたときには二人の役割は決まっていた。
青髪ピアスが仰向けに床に寝転がる。
包茎が剥けたままのペニスは腹筋に突こうというぐらいに反り返ってぴくぴくと脈打っている。
(とうま……見てる?)
自分から青髪の腰に跨ったインデックスが緩慢な動作で修道服をまくり上げる。
下着を身につけていないため、その一枚を脱ぎ捨てるとそのままでインデックスは生まれたままの姿になった。
きめ細かい白い肌に未発達の二つの丘。なだらかな腰を通して股間に茂みはなく、そして秘裂の中心の淫核には赤い宝石のピアスが彩られていた。
「おほっ、シスターちゃんずいぶんと過激やねぇ」
まるで幼女のような筋作りのそこにありえないように赤いピアスが輝いている。
神に反逆するような淫らな装飾は上条当麻の趣味ではない。
青髪の言葉に背徳感を高ぶらせながらインデックスは肉棒に手をやって自らの穴の入口へと先端を導いた。
―――ぬるぅ、つ―――
極僅かだけの抵抗とともに先端の膨らんだ部分が輪の窄まり部分を抜けるとあとはすんなりとペニスが飲み込まれていく。
ただ、やはりサイズ的な問題があったのだろう。
青髪のペニスのすべてが受け入れられる前に先端がコリコリとした子宮口に当たった。
「んっ、はああああんっ!」
ペニスの埋没の分、押し出された何かをインデックスは口から吐き出す。
歓喜の悲鳴のあとインデックスは膝をついて青髪ピアスの上に騎乗する形になった。
インデックスが軽いとは言え人一人分の体重が交わりにのしかかって限界よりちょっとだけペニスが飲み込まれる。
その差が、インデックスにセッ○スをしているという実感を与えた。
「さって、続けるでぇ」
青髪がインデックスの上体を前傾させ、そのまま尻臀に手をやって二つに割り開く。
インデックスの背後に立った土御門が肛穴にペニスの先端を押し当てた。
「あ、ああ、お尻にも、来るんだよっ!」
滑稽で頓狂な姿。
笑止千万ものの体勢で肛交の期待に身を捩らせるインデックス。
正確には、行為そのものよりもそのように弄ばれてしまう自分自身に心ときめかせている。
―――ず、ずぶぶっ
慣れたような腰使いで肛門に押し込まれるペニス。
排泄だけのための器官が割開かれていく気持ち悪さと心地よさ。少なくとも痛みを感じてはいない。
インデックスは奥歯を噛み締めながら全身を細かく刻む恍惚の電流に耐えた。
「は、はうっ、ひ、あああ……い、いっぱいで、きつきつなんだよ……」
ぞくぞくという快感。
前と後ろの穴を塞がれるのは性感よりも達成感の方が強い。
二本の生々しく脈動する肉棒器官に征服されてインデックスの牝の部分が悲しく鳴いた。
「うはっ、シスターちゃんのまんこがきゅうきゅうしてめっちゃ気持ちいいわ」
「こっちはちょっと硬い、ぜい。コーカソイドでも身体が小さいからか?」
二人は感嘆の声を上げながら勝手に腰を動かす。
上下から挟み付けるように肉棒を打ち込んでいく。
タイミングはバラバラだ。
特にアナルは潤滑油を用いていないためにどうしても滑らかにはいかない。
だがそれだからこそ一緒につき上がる感覚も交互に差し込まれる感覚もインデックスは味わっていた。
秘裂と肛門とがめくれ、押し込まれ、掻き回されてインデックスの頭の中に大きく火花を散らせる。
「あ、はあああっ、す、すごいんだよっ! わたし、ものすごく興奮してるんだよ、とうまっ!」
獣じみた二人の腰遣い。暴風の前の木の葉のようにインデックスはモミクチャにされる。
強烈な快感が背骨の中を這い回り全身の皮膚に無数のアリを這わせたように痙攣を起こす。
乱暴に、強引に突き入れられてインデックスの性感が幾何級数的に高まっていった。
しかし。
「あ、あああ、な、なんでぇ?」
インデックスは涙と涎とを際限なく垂れながしながら、二人の肉に挟まれて踊らされながら、視線は上条を見つめていた。
気持ちいい。ゾクゾクする。興奮している。
でも、クリアじゃない。
上条がこの場にいなかったらきっと今夢中になっていただろう。
身体の深い場所で受け入れている二本の肉竿の快楽に溺れていただろう。
だが。
上条が見ていても上条の快楽はこの場所にはない。
そのことがインデックスを絶頂から遠ざけている。
快楽はあっても、澱で攪拌されている。
困惑して、辛くて、切なくて、物足りなくて苛々として。
結局インデックスにとってはこの場に二人しかいなかったし、その片割れが心地よくなければこれはセッ○スなどではなかった。
「うおっ、シスターちゃんそんなに腰振ったらアカンってっ!」
仕方がない、だって夢中になれないのだ。
渇望している。飢えている。決定的に『とうま』が足りない。
二人を受け入れていてもインデックスにとってはただの体温を持ったバイブレータ以外の何物でもなかった。
そして、そんなインデックスを上条当麻が見た。
ただ、それだけで。
「いやああああっ!!! とうまっ! とうまもきてっ! とうまも欲しいんだよっ!!!」
上条の視線で身体と心に火が点いたインデックスが絶叫する。
陵辱の興奮など簡単に呑み超えて圧倒的な欠損感がインデックスの中で嵐になった。
「んあああああっ! 頂戴っ! とうまを頂戴っ!! 口でいっぱい気持ちよくするからっ! だからっ! 欲しいんだよっっ!!!
欲しいのォオオおっっっつ!!!!」
餌をねだる子雛のように大きく口を開いてインデックスが上条を強請る。
待ち遠しくてたまらないと舌を伸ばす。
その間にも腰を動かしてインデックスを責め立てている二人は既に舞台では居場所がなかった。
つんつん頭をボリボリとかいて、大きくため息をついた上条当麻が絡み合うインデックスに近づく。
そして徐ろにジッパーを下ろして酷く勃起したペニスを取り出した。
「これが欲しいのか?」
大きさだけならば二人には適わない。
固さや形もこれといった特色はない。
だが、インデックスにはそれが何よりも素晴らしいものに見えた。
愛おしさが胸を付いてときめきになって今すぐにもしゃぶりつきたい衝動に駆られる。
「そ、それぇっ! 頂戴っ! とうまっ! お願いだからそれ頂戴よぉっ!!!」
これだけ大きく乱れるインデックスを上条は無機質に、それでいながらほんの僅かだけ悲しげな色を乗せて見つめる。
目を見開いて爛々と瞳孔を開くインデックスには上条のその表情が見えない。
近づいてギリギリのところでとどまっているペニスを咥えようとインデックスは口をパクパクとさせ空を噛む。
「お願いっ! とうまっ! 口に入れてっ! せーえきだしてっ! いっぱい気持ちよくするからっ! お願いっ!」
声を荒ぶらせて、涎をだらだらと零して。
その間にも膣肉と直腸で男の肉を味わいながら。
鬼気迫るその姿に哀れみのような感情を抱きながら上条はペニスを突き出した。
インデックスの鼻先に反り返った日本刀のような上条のペニス差し出される。
さんざん『待て』に耐えた飼い犬のようにインデックスがむしゃぶりついた。
到底、シスターなどとはおもえないほど獣じみて。
「はぐっ、じゅるるっ! んもぅっ!」
―――ぢゅぱっ! ぢゅるるっ! じゅぽぽっ! じゅぷぢゅぴっ!
インデックスは躊躇なく喉の奥にまでペニスを飲み込む。
その動きでブラックアウトを起こすのではないかというほどに激しく頭を前後させてしゃぶりつくす。
一秒でも早く精液を搾り取ろうと、必死で。
「お、おおっ! カミやんのちんぽしゃぶり始めたら中がすごい動きしはじめたで!?」
「くっ、こっちもグニグニしてるぜいっ!」
青髪ピアスと土御門が歓声を上げる。
そして、これまで流されて受身だったインデックスが自ら腰を動かし始めた。
前後上下だけではなく左右に艶かしく猥絶に腰を振りながら食んでいるペニスを逃さないと締め付ける。
その動きは二人のオスの本能のスイッチを明確に押した。
「くっ、こいつは初めての経験だ、ぜいっ」
インデックスの蠢くアナルを犯す土御門が快楽の吐息をつきながら肉棒で深く抉る。
その絞め上げにインデックスの直腸は握りしめるようにぎゅうと締め付けて淫らな腰振りダンスと合わせて土御門を絶頂に導く。
―――びゅるるっ! どくっ! どくどくどくっ!
S字結腸の壁に熱い迸りを感じてインデックスが歓喜に震える。
男を果てさせた、という牝の本能が小さな胸を加速させる。
無意識のうちに肛門を締め付けて尿道から精液を絞り出した。
「く、くわあっ、こ、こいつはたまらんぜよっ!」
―――びゅるるるっ、どびゅっ!
肛門の引き締めと連動して膣肉もきゅうと絞まる。
みちみちという音を聞いた、と思った瞬間、青髪ピアスが昇天した。
「ぬわあああっ、イくっ! おお、めちゃくちゃ気持ちええっ!!」
ぴゅるる、と膣内で精液が噴出して子宮口を叩く。
ペニスがぷるぷると暴れるように震えて輪をかけて大きくなり、その甘美な圧迫感がインデックスの腰を大きく動かした。
(あ、あああっ、は、はやくっ! 早く飲ませて欲しいんだよっ!)
二人が体内で絶頂してインデックスの性感も限界以上に高まっていた。
もう、いつ朽ち果ててもおかしくない。
だが、このままでは嫌だった。
どうしても、上条にも達してもらいたい。
そうでなければ意味がない。
最も求めてやまない上条の精液を求めて絶頂ギリギリの緊迫感の中インデックスはただひたすらしゃぶりつく。
「くぅ、インデックス、めちゃくちゃ激しい、な」
恥も外聞もない顔で上条を見上げるインデックス。
耳に響く快楽に耐える声と視界に入る快楽を噛み締める表情に喜びを感じ、小鼻をふくらませて奉仕を強めた。
―――ぢゅば、ちゅばちゅばっ!
魂魄すべてを注ぎ込むような熱烈なフェ○チオ。
喉にまでペニスを飲み込んで必死に舌を這わせて、涙と鼻水塗れになって、なおもやめようとしない。
「く、つぁっ! インデックスっ! 気持ちいいっ!」
喜悦の表情。
とうまが喜んでる。
とうまを気持ちよくすることができる。
それは貞淑な妻には決してなれないインデックスにとっての最高の幸福だった。
「んはぁっ! んぐぅ、ん、んあっ! じゅぶぼっ、ぐふぉっ!」
鼻水を垂れながしながら、上目遣いで。
淫靡な奉仕は土御門と青髪へのそれとは違った。
ましてや顔も思い出せない、一時の快楽のためだけに身体を重ねた男たちへのそれとは明確に異なった。
窪んだ頬の内側の肉で扱いて、唾液に溶け込んだ先走り汁のすべてを味わおうとして。
すべてを啜り上げてひとつも逃さない。
口腔愛撫の激しさはインデックスの性欲と比例するかのようだった。
クラクラするほどに頭を前後させる。
ひょっとこのように口を伸ばしてぷぽ、ぱふ、という頓狂な音を立てて真空に吸い付く。
「ぐう、ああ、吸い出され―――」
―――びゅるるうっ! どく、どくどくどくっ どくん、どくどくっ!
ぐわ、とペニスが暴れ馬のように首を振った。
インデックスの口の中で濃厚なオスの液体が爆発する。
灼熱の塔の内側をマグマのような精液だまりが打ち抜いて弾丸のように発射し、それがインデックスの喉奥に打ち込まれる。
「んぐふっ!」
タイミングが悪すぎたのか、精液のひとかたまりが鼻の中に入った。
異物の感覚に苦痛を覚え、どろりとした生臭い白濁液が右の鼻の穴から溢れてくる。
しかしそんなことは関係なしにインデックスは上条の精液を吸い出す。
舌先で転がして味わいながら喉を小刻みに動かして体内に収め、その行為に性的な快感を覚えていく。
―――それが、トリガーだった。
「―――――――っ!!!!」
ペニスを咥えているため声は出ない。
しかしインデックスは明確に達していた。
上条の精液を味わいながら奉仕し尽くした喜びで壁の向こう側へと達し、内側からやってくる圧倒的な津波のような快感の果てに流される。
―――ごく、ごく、ごく。
半ば白目を剥きながら上条の液体を嚥下する。
塊のような白濁液が喉を通るたびに絶頂を迎え、大きく大きく打ち上げられる。
ぴくぴくと腰を動かし小刻みに全身を震わせる。
幸福に満たされながらインデックスは精液を飲み干していき、それがなくなると丁寧に尿道から最後の一滴まで吸い出して味わった。
丹念に、綺麗に掃除して、そうして漸く上条のペニスから口を離す。
「―――く、ぷはぁあああっ」
まるで一日の仕事を終えたサラリーマンがキンキンに冷えたビールを飲み干したあとのような、幸福に満たされた吐息。
しかし、ビールのような爽やかさはない。
涙と鼻水とに塗れ、さらには抜け落ちた何本かの上条の陰毛の張り付いた顔は下品で淫靡そのものだった。
そうして、皆が息を整えるための数分が過ぎたあと、今更の様に土御門のペニスがにゅる、とインデックスの肛門から抜け落ちた。
土御門がインデックスの後背から身をどけると放心状態のインデックスを抱きかかえるように起き上がった青髪ピアスが小柄なインデックスの身体を持ち上げて膣肉からペニスを引き抜く。
どろり、と白濁と愛液の混じった液体が流れ落ちる秘部には赤いピアスが濡れて輝いていた。
まだ放心状態のインデックスが立ち上がった三人の男たちを視点の定まらない目で見上げる。
だが、彼らの腰で力尽きたペニスをみてその赤い唇が釣り上がった。
「ねぇ―――まだ出来るよね? 今度はとうまがおま○こに入れて欲しいかも」
鼻から出てきた上条の最後の一滴に舌を伸ばして、じゅるじゅると口に運んで。
清浄なる銀色の髪のシスターはリリスの娘もかくありやとばかりに淫らに笑って男達に媚びてみせた。
そして。
インデックスが満足し疲れ果てて眠りについた後。
上条は嘔吐した。
当然、といっていい。
反動だ。
インデックスの淫らな姿を間近で見て、それを自分がプロデュースして。
健全な精神の少年には到底耐えられなかった。
いくら快楽が伴うといっても身を切るような痛みは絶対にあるのだ。
友人たちはすぐさま追い出した。
勿論彼らが悪いわけではない。上条自身がこの状況を用意したのだから彼らには何の罪もない。
だが、顔を合わせていると殴りかかりそうになる自分を制御できなかった。
ろくに知らない相手ならば不条理な憎しみをぶつける事もできるのだろう。
しかしそうなってはインデックスがどうなってしまうかわかったものではない。
帰り際、青髪ピアスは「殴ってもええよ」と言った。
青髪が姿を消した後に、土御門が「場合によっては『必要悪の教会』が回収すべきなのかもしれないな」と言った。
その言葉に上条は思わず土御門を殴りつけた。
土御門は躱すこともせず顔面で受け止めてサングラスを壊した。
初めてサングラスの向こうの瞳を間近で見て、上条は土御門を巻き込んだことを後悔した。
が。
「カミやんにはでっかい借りがあるんだぜい。そうでなくても、親友だからな」
と言って、笑って、隣の部屋に消えていった。
満足そうに、幸せそうに微笑みながら眠っているインデックスは嘗てのように清らかで美しかった。
そんなインデックスを見つめながら上条は静かに涙を流した。
694 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] - 2012/07/28 02:39:51.95 eDp5w9gMo 23/23以上です
言い訳:スレたてしようかと思ったけど思ったほどボリュームがなかった
:上条当麻の『死』があるのならばインデックスの『死』があってもいいと思った
個人的には真摯に取り組んだつもりだけれども気に入らないって人も多い内容だとは思う