106 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/10/19 21:09:32.98 +8m8ZPTSO 1/18なんか思いついたから…小ネタ。17レス。劣化屋さンシリーズ。
ウート「ハァ…なんとか生き延びたはいいが、気がついたらいつのまにか切り捨てられて無職かよぉぉ…」
ウート「あーあ、第二の人生どうやって生きていこ…」
ウート「ん?」
『マッチ売りの少女』
ウート「これだっっ!」
~学園都市~
インデックス「うう…お腹すいたかも…ん?」テクテク
ウート「……」
『あなたの望みを30分だけ叶えます!"叶え屋"~一回300円~』
ウート「らっしゃーせー」
インデックス「ねぇねぇ、何でもかなえてくれるの?」
ウート「おー、もちのロンだよー!お嬢ちゃん!お金さえあればな!俺の幻覚魔術でチャチャッとだから」
インデックス「! 300円ならとうまから今月のおこづかいでもらってるんだよ!はい!」つ300円
ウート「」
ウート「……初回サービスでタダでいいよ(流石にいたいけな少女からなけなしの300円はとれねーよ…)」
インデックス「いいの?ありがとうなんだよ!」
ウート「それで何をお望み?」
インデックス「せめて3食お腹いっぱい食べたいんだよ」
ウート「………」ブワッ
ウート「OKOK!叶えてやる!叶えてやる!」
ウート(チクショウ、この子の保護者なにやってんだよ!メシをまともに食わせる事もできないかいしょなしとか最悪じゃねーか!不憫すぎるわ!)」
ウート「はい、ではこの携帯の画面に映る豪華絢爛なフランス料理のフルコースの画像をじーっと見つめてください…――――」
――――― インデックス『うわ~!美味しそうな料理がテーブルいっぱいかも!あむっはむはむっ』
インデックス『とうま!とうまもいっぱい食べよう!美味しいよ!』
上条『くぅ~w美味いww』
インデックス『はい、とうまあーん!』
上条『バリ美味――――!!』
インデックス「わたし、もう死んでもい――――
ウート「――just30分。いい夢見れたかよ?」ドヤァ
インデックス「はうあ!そこはかとなくお腹いっぱいな気がしてるんだよ!」サスリサスリ
ウート「ああ、幻覚だからあんまりもたないけどなー」
インデックス「…ちなみにとうまがなんか色々おかしかったのは?」
ウート「あーそりゃそのトーマくんの情報がなかったから、雑になった」
インデックス「あ、ありがとうなんだよ!叶え屋さん!」フリフリ
ウート「ありゃりゃっしたー」フリフリ
ウート「うーし、出だしは好調だな」
ウート「……金取れなかったけど」
ウート「次だ次」
美琴「ん?」
ウート「……」
『あなたの望みを30分だけ叶えます!"叶え屋" ×一回300円 ○~料金はお客様がお決めください~』
美琴(う、うさんくさッッッ!!)
美琴「…でもちょっと興味あるかな」ソソクサ
ウート「ラッシュアワースリー」
美琴「あのー、どんな願いでも叶うんですか?」
ウート「あーそのあたりはー、お客様次第っつーかー、ケースバイケースっスねーハイ」ヘラヘラ
美琴「へーそーなんですかー」イラッ
美琴「あの、好きな奴と、こう…」モジ
ウート「あー!ハイハイ!そーいう系ッスね!全然大丈夫ッスよーマジ余裕ッス」ヘラヘラ
美琴(どうしよう思いっきりぶん殴りたい)イライラ
ウート「じゃーそいつの特徴とか、望みのシチュ、あなたのお名前とか教えてもらっていーっすか?教えてもらった情報分クオリティageageになるんでー」ハリィハリィ
美琴「…名前は上条当麻17才、幻想殺しという能力を持っててー……―――」
ウート「…(すごい知ってたわ…幻想殺し《クソヤロー》のことかよ)」グッタリ
美琴「そんでお風呂あがりはツンツン髪からへたっ…っててなってて、[ピー]は最大19センチくらいで、それからそれから」ペラペラ
ウート「あ、もうそんくらいで」
ウート「はい、ではみこっちゃんが学生手帳に挟んでた上条当麻隠し撮り生写真をじーっと見つめてください…―――」
――――
~上条「美琴と付き合ってから老後まで」~
朝、いつものように雀の鳴き声であたしは目を覚ました。
美琴「…う~ん…」
まだ布団から出る気にはなれないほど、朝特有の肌寒さが私を布団に監禁する。
でも起きなきゃね。
大きく伸びをして、チラリと隣で深く眠る彼氏を横目で見やる
当麻の無防備な寝顔ってどうしてこんなに
~長くなるので多少省略~
美琴「さてっと」
当麻が寝てる内に朝食を用意するのが私の役割。
同棲して最初の頃は当麻に作ってもらってた事もあったけど、当麻が大学通い出してからは私が作るようになった。
当麻が朝早くしかない授業の単位を落としまくってるから、もう必要単位を全てとった私がサポートするはめに。
ま、イヤじゃないけどさ。
~更に延々と長いので省略~
よし、スープの下ごしらえはかんりょー。
後は…
上条「お、は、よ!」ガバッ
美琴「きゃ?!」
ちょろっとー、料理してる時に後ろから目隠しとかやめてよねー?危ないじゃない
上条「俺も朝メシの仕度手伝うわ。美琴ばっかに作らすのもわりぃし」ナデナデ
あう、私はコイツの頭撫で攻撃にはどうも弱いようだ
~以下引き続き48レス相当のみこっちゃん妄想ショーが続くため省略~
嘘でしょ、当麻
返事してよ
なんで、頭から血
~省略~
冥土「…結論から言おう。彼は二度と歩けない可能性がある」
冥土「彼が交通事故で脳の――」
リアルゲコ太の当麻の脳に起きた事象の解説が、右から左に流れていく。
何故、神様はここまで残酷なのか
~省略~
当麻、ほら、一緒にリハビリ頑張ろ?私、いくらだって付き合うからさ
上条「うるせぇよッッッ!もう、なんもしたくないんだよッ!人助けして、自分ばっかり傷ついて!もうイヤなんだよ!」
上条「…こんな事なら、助けるんじゃなかった」
あの上条当麻から、私のヒーローから、決して出ないはずの、出て欲しくない言葉が、彼の口から漏れた。
~省略~
上条「美琴、俺リハビリ始めてよかった。お前があの時発破かけて、俺を再び立ち上がらせてくれて、」
上条「ありがとう」
~いい加減にしやがれというくらい長いので省略~
上条(70)「ん?」
美琴(69)「子供達皆無事成人したし、離れていっちゃったのは寂しいんだけどさ」
美琴「あんたとまた二人っきりじゃない?」
上条「まぁ、な」
美琴「…ねぇ、いつだか約束したさ、一段落したら船で世界一周の旅しようってやつ。やってみない?」
上条「そーだな…いくか!」
それからも私達はずっと、一緒に……――――
ウート「ぜぇ、ぜぇ……い、いい夢見れた?つか見れなかったとかはマジ勘弁して。めっちゃつかれた」グッタリ
美琴「…」プルプル
美琴「……超、最高……!」
ウート「そりゃーよかった。3時間かかったんだし、いっぱいくれると嬉しいなって」
美琴「……」ゴソゴソ
美琴「今の手持ち全額の20万よ、私の気持ちだから」つ
ウート「」
美琴「また定期的にくるから!」ダッ
ウート「……ありゃしたー」
ウート「…マジつかれた…流石にあんなクソなげーのはもう絶対やらねぇ…」
ウート「まだ二人目なのにハードすぎね?俺は短時間幻覚専門なのに肉体労働級とかマジ勘弁してほしーわ」
一方「…あン?」
『あなたの望みを30分だけ叶えます!"叶え屋" ×一回300円 ○~料金はお客様がお決めください。延長:1時間まで~』
一方(くっだらねェ)カツッカツッ
一方(そんなホイホイ願いが叶うかよ)カツッカツッ
一方(興味ねェよ)ウロウロ
一方(どうせアレだろ?幻覚的なアレでアレなンだろ?)ソワソワ
一方(はっ、俺の望み、叶えられるもンなら叶えてみやがれ!)ダッ
ウート「っしゃーせー何をお望みっすかー」
一方「…どンな願いでも叶うのか」
ウート「現実には何も作用しないンすけどねー」
ウート「あくまであなたの頭の中だけで30分~1時間だけまるで現実に体験してるような気分になれっすハイ」
一方「…1時間頼むわ」つ1万円
ウート「…りょーかい。どんな感じの望みか教えてもらえます?」
ウート「…はい、かしこかしこまりましたかしこー」
ウート「はい、では、あなたの携帯に入ってたこの家族写メやら何やらをじーっと見てください…―――――」
――――
一方「…」スヤスヤ
黄泉川「おーい、そろそろ起きるじゃんよー」ペチペチ
一方「うっせェなァ…」
黄泉川「学校遅刻たらお前を叱るのは私じゃん?学校でまでお母さんに叱られたい!っていうならそのまま寝てていいじゃん」
一方「チッ」ムク
木原(数多)「やっと起きやがったかクソガキ…いつまでも小学生のガキみたいに愛穂に何度も起こさせてんじゃねーぞー」ズズー
一方「おはようクソジジイ、飲んでるコーヒーはたいてやろォか」
番外「ちょっとーにーちゃんよー、手を洗ってから食卓ついてよね!ナニ触ってるかわからない人とミサカごはん食べたくなーい☆」ケラケラ
打ち止め「桔梗ねーちゃんは今日も朝ごはん要らないのかな?ってミサカはミサカは家族が全員揃ってないのを気にしてみたり」
木原「ほっとけほっとけ」
一同「「「「「いただきます」」」」」
~学校~
土御門「よ、木ィ原くゥン」
一方「その呼び方やめろ」
エツァリ「おや、アクセラレータの方がいいんですか?」
一方「そォじゃねェよ、アクセントの問題だ」
結標「じゃああっくんでもいいかしら?」
一方「サラシむしるぞ」
上条「お前らいっつも仲いいな」
一方「眼科行けよ。つか向こうで浜面と青髪呼ンでンぞ」
土御門「今日はカラオケいこーぜい」
エツァリ「いいですね貴方はどうします?」
一方「あー、わりィ。今日は俺パスだ」
~病院~
冥土「また2万人の"妹達"の見舞かい?色んな意味で君も大変だね?」
一方「そいつらの面倒を見なきゃいけねェオマエほどじゃねェよ」スタスタ
一方「よォ」
妹達「おや、また貴方ですかほとんど毎日よく飽きませんね、とミサカ9030号はまさかミサカ達の誰かに好意でも持っているのかと勘ぐります」
妹達「今日の見舞品はなんですか?とミサカ00020号は一方通行見舞恒例の美味しい物へ思いを馳せます」
一方「今日はなァ…」
~再び家~
木原「おかえり、クソガキ」
黄泉川「おかえりじゃん」
芳川「あら、おかえり」
打ち止め「おかえりー、ってミサカはミサカはあなたを出迎えてみたり」
番外「おかーりー☆」
一方「……ただいま」
――――――
ウート「?これでよかったっすか?普通の日常だったみたいだけど…」
一方「………あァ、絶対叶わないからな」
ウート「…そっすか。満足いただけやした?」
一方「ああ」
ウート「あっしたー」ヒラヒラ
一方「…また来る」
一方(…別に、なかった事にしたいわけじゃねェ。誰かとどうこうなりたいわけでもねェ。ただ、ああいう物に少し憧れてただけだ)カツッカツッ
一方(誰に何と言われようと、どんな内容だろうと、キモい妄想をすンのは自由だしなァ)カツッカツッ
一方(家に帰るか。…いや、たまにはアイツらになんか買ってってやろ)
ウート「意外と皆真面目っつーか、何かに飢えてる内容ばっかだったな」
ウート「当初は×××とか[自主規制]とかばっかかなって思ってたけどそんなことはなかったぜ」キリッ
ウート「…もー疲れたから今日はへーてんしよ」つ[close!]パタン
ウート「今日すげー儲かったし、なんか美味いもん食いにいくかなっと」
上条「…あった!インデックスに教えてもらった叶え屋!上条さんも色々な妄想グヘヘを叶えてもらうッッ!」
[close!]
上条「……………不幸だ」ガクッ
123 : VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] - 2013/10/19 21:24:46.46 +8m8ZPTSO 18/18終わり。ウート主人公SSがないからむしゃくしゃしてやった。